本日は京都五山の送り火でした。
この行事は、お盆の間に家族のいる里に下りてきていたご先祖様の御霊が浄土へ帰る道しるべとして、生きている人間の手で山に送り火が焚かれ、祖先の御霊は迷う事なく山の向こうの浄土へ帰っていきます。
また、巷では「千の風になって」という歌が静かなヒットとなっているようです。
「会社をつくろう」「車を買おう」「土地を買おう」「家を建てよう」「子供を育てよう」等など、人生の中で勢いがあり忙しいうちは良いのですが、人生も折り返し後半戦に差し掛かってきますと「死」というものが見え始めます。
一日、いや、一秒たりとも休む事無く「死」という暗黒の淵を目指し静かに進んでいる事実を認識してしまうのです。