我が家で薪ストーブを用い煮炊きしたり、七輪で焼き鳥を焼いたりしていると、家内は、
「まるで、難民生活の様ね。何方か?我が家にも人道支援を。」
などと茶化す。
ガスで調理すれば簡単で早くできる事は私も十重に承知しているものの、便利さに隠された影の部分を私は簡単には捨てられない。
それは、火を操る楽しさ、炭で味付けされた料理の上手さだったり、通り一辺倒では行かない奥深い世界だったりとする。
以前に設計の先輩方とお酒の席を共にする機会があった。
とある建築家の別荘で寒い中、薪ストーブを燃やしながらそこでつまみをあぶったり、コタツにあたりながら鍋物を突付いたりしていた。
そして、何時ぞや別荘設計談議となった。私は若輩者で主に先輩方の聞き手に回ったが、内容が面白い。