本年も、哲学者の内山節氏の餅つきに、参加してきました。
もち米を蒸かす竈が6基、臼が3つ、大規模です。
内山節氏の著書「日本人が、なぜ、狐に騙されなくなったか」の中で、馬頭観音は馬の供養だけでなく、時空の割れ目に人間が落ちない様に、注意を喚起する目的もあった。
なんか良いです、自然現象のごく一部しか解明していない科学を介在しないお話し。
ここの臼は、かわいらしい。
男子大学生3名、力強い。
狐に騙されないとは、人間が自然の微動を感じる事が出来なくなったのでは?
それは、高度経済成長と重なる。
内山先生はお酒を上がらないのですが、先生を囲み、一杯頂きながらの哲学論が面白い。
暖かな地方から駆けつけて下さった皆様は、厚着の方々。
今宵も、哲学をつまみに、夜は更けて行く。