2019/12/3
久しぶりに幸せな湯気をみたくて
「初恋のきた道」を観た
チャン・イーモウったら、もうっ〜〜
何度も観た映画だから泣かないって
思ってたのに、また泣いちゃった
映画の中で
母は壊れた茶碗を村にまわって来た
瀬戸物修理のおじさんに修理してもらう
おじさんがこれなら
買った方が安いと言うが
その器を使った人が
娘の心を持っていったまま
いなくなってしまった
せめて器だけでも残したいと…
映画の中でおじさんが丁寧に
継ぎ接ぎした器が美しいと思った
私はこの映画を観るまで
割れた茶碗は捨ててました
これからは始末する心じゃないけれど
できるかぎり使いきりたいなぁと
昔から「モノにも魂は宿る」という考え方
が日本にはある
百鬼夜行の中にも傘やランプ
琵琶や琴などの妖怪がいる
この「モノにも魂は宿る」という考え方
が日本の技術力を育てたのだと思う
金継した哲平さんの器

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