『赤プリン』の「プリン君」のモデルにさせていただいてる「ダックス犬・プリン君」がヘルニアになって、手術を受け、現在入院中だそうです。。
入浴後すぐに異変(足を引きずる)に気づかれて、救急病院に飛び込まれたそうで。
ママさんが(人間の)看護士という事で、対処が適切で早かったのが幸いした所もあるのでしょうけど、現在は術後も良いようで、こちらもひとまずホッとしてる所なんですけども。。
その一方では、(他所で)10年連れ添ったダックスを安易に捨てようとしてる人がいるそうで、ずいぶん対極的な話だと思う事しきりですね。。
捨てる人は「離婚」が理由だそうですが、それが子を捨てる理由として正当化されるものなのかどうか・・・?
ましてや、里親探しは自分でしない。引き取り手がなければ、殺処分するという。こんなの、真っ当であると言えるのかどうか・・・。
「それに比べて」なんて言うのも適当じゃないと思いますが、「プリン君」の場合は、起こらない方が良いアクシデントが起こってしまった訳ではありますけど、その事によって、より家族の繋がりがはっきり見えたような気がします。
プリン君は退院できてもしばらくは歩く事ができないかも知れませんけど、ママたんはプリン君のために犬用車椅子とかマッサージの方法とかいろいろと調べられてるそうです。
この家族の力があれば、またきっと、プリン君は元気に歩き出せると思います。
僕は今『赤プリン』5巻を描いてる所なのですが、プリン君に異変があったと聞いた時には流石にドキッとして、こんな風な形で漫画なんて描いてる時じゃないんじゃないかという気になったりもしました。
でも、不幸中の幸いとして、プリン君の経過は良いと知る事ができました。
それなら、今、僕には何ができるのか?何をすべきなのか?となった時、やっぱり、この『赤プリン』をちゃんと描き上げるべきだと思いました。
「プリン君、早く良くなってね」という願掛けか、はたまた、自らを落ち着かせるためなのか、はっきりとは自分でも分かりませんけども。でも、願ってれば適うという想いもありますんで、「プリン君は、絶対良くなる!だから、明るく元気なプリン君の姿を漫画で描かなければ!」という気持ち、ですよね、そこにあるのは。
思えば、『ひよこでしゅ。』という作品も、そんな所がありました。
あそこに登場する子猫の女の子(金髪の子)は、足の不自由な子がモデルでした。
物語の中ではそんな事は全く描いてないんですけどね。その子が、こんな風に元気に飛び回ったり走り回ったりできますように、っていう願いがそこにはあったんです。
僕は、ずっと明るくお気楽な漫画を描いてますが、その裏側では結構涙が隠れてたりとかして・・・。。
・・・まぁ、そこは、それ。いろいろ・・・なんですけどね。。
皆、元気に明るく、平和であって欲しいと願いつつ。
奇麗事だとか石投げられようがどうしようが、とにかく、やってやろう!って気持ちで、筆をとります。
「闘病」は「闘う」と書きますし、少なくとも自分の弱気だけはギタギタに叩きのめしたいって気持ちがあったりなんかしますし。捻じ曲がりそうな悪いモノがあるんなら、それは力ずくで元に戻してやるっ!って強い気持ちで、僕も闘っちゃろうと思います!
ハイっ!

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