面白いには違いない。冒頭から手に汗握るアクションの連続で「こりゃすげぇ!」って感じ。R2-D2も、やりゃ〜できるじゃん!・・・ちと違和感あったけどね(笑)あと、出てくるシーン全部美しい。都市の風景、吹き上げるドロドロの溶岩、そしてライトセーバーの舞。特に新三部作はライトセーバーで戦うシーンはどれも美しい。でも、美し過ぎて軽過ぎて、もはや殺陣(タテ)とは呼べまい。そこでライトセーバーの「舞」。前作でアナキンが二刀流披露してたが、軽やかすぎて流暢なダンスにしか見えなかった。今回もそれに一層磨きがかかった感じ。これはホメてるわけじゃないよ。とにかくCGを含め、美術的なものはすべて美しく、圧倒的。で、肝心の物語は・・・ほ〜・なるほど〜・そっか〜・そういうことだったわけね・・・の連続。よくできてる。でも、何故アナキンが暗黒面に陥ってしまったのかについては今一つ説得力に欠けているような。「愛する人を失いたくないから?」ならばあの黒ずくめのダース・ヴェイダーになちゃった時にその人の死を知らされたら、「おめ〜話が違うだろ!」って皇帝をはり倒すだろうな、私だったら。ま、それはさておき・・・
この新三部作はこれで完結したんだけど、何だかなぁ〜(笑)というのも物語の結末ははっきりしていて、今回で「アナキン・スカイウォーカーはダース・ヴェイダーになる」「共和国は崩壊して帝国になる」「ジェダイはヨーダとオビ=ワン以外はほとんど生き残らない」等々が明白。つまり「果たしてその結末は?」的な要素はほとんどなし。で「何だかなぁ〜」なワケ。もしDVDになって買ったとしても「戦闘シーン」しか観ないんじゃないかな?でも、1978年に最初の「スターウォーズ」を封切りで観て以来ず〜っとファンとして見守って来た私としては、素直に☆☆☆☆★にしましょう。何だかんだ言っても「宇宙戦争」(
05/7/9)よりはよっぽどマシだから。
ちなみに一緒に観に行ったウチの娘はそういった感情移入がないので、「宇宙戦争」の時とは逆に途中で時々あくびしてましたけどね(笑)