みんな「マライア・キャリー」ってどういう評価してるんだろ?イケてる?うさんくさい?大好き?イロモノっぽい?私自身はけっこう好きですけどね。で、新譜買ってみました。楽曲そのものは可もなく不可もなく、通勤電車のiPod用にちょうどいいかも。ところどころで決めてる超音波Voiceも健在。基本的に彼女の持ち味はバラードだと思うんだけど、今流行の32分音符の歌い回しもそつなくこなしています。でもこのアルバム、特筆すべきは一曲一曲の長さ、いわゆる尺(シャク)ですね。全曲ほとんど3分30秒前後。せいぜい長くて4分の曲ばっか。
アマチュアとはいえレコーディングごっこを楽しんでいて、楽曲提供者兼プロデュース兼エンジニア的な立場でもある私としては、非常に勉強になります。「イントロは本当に16小節も必要か」「この曲にソロは必要なのか?」「このブリッジは必然なのか?」「エンディングはサビを2回繰り返す必要があるのか?」等々・・・興行的な理由とか他にいろんな理由があるのかも知れないけど、最終的にはそういう煮詰め方をした結果だと思う。振り返って、私自身ははどうだろう?AYAの魅力を最大限引き出す努力をしてるのか?画一的なアレンジで満足していないか?・・・もちろんアルバムとライブではアプローチが全然違っていて当然なんだけど、いろいろと考えさせられた1枚でした。
ところで全然音楽とは関係ないけど、このジャケットどうよ?彼女ってもっと豊満な体型してなかったっけ?印象に残っているぶっとい二の腕というイメージとはほど遠い。うまいこと撮ってるなぁ(笑)