さて、まったりと
前回の続きをば・・・
そんな私を一気にStingRayに向かわせたのが「クインシー・ジョーンズの日本公演(日本武道館?)」のテレビ放映。ライブ自体は1980年頃(のはず)で、放映されたのはいつだったかな?忘れた。でもね、今となって思うに、その時やってた中では「愛のコリーダ」って最後の曲しか印象に残ってないんだが、これがね、超〜〜〜〜強烈!何せStingRay(ナチュラル仕様だったと思う)でチョッパーを弾いているルイス・ジョンソンを初めて目にしたからね。カメラワークがチト不満で、レコードをコピーしてて(確かレコード先に買ってたと思うんだがな)「ここはどうやって弾いてんだ?」っちゅう一番解析したい部分にパティ・オースチンが映ってたり(笑)してたと思う。ま、ルイス・ジョンソン目当てでこのテレビ見てた人は少数派だろうから仕方ないが。しかしね〜いやも〜脳天からつま先までシビれたよ。あの時の衝撃はちょっと言葉にゃできんな。筆舌に尽くし難いっちゅうの?何て言うか、そのプレイスタイルを含めてベースという概念を根底から覆してくれたよ。演奏法でいえば「そうか〜あの音はこうやって出してたんだ!」という反則ワザの連続だったような気がするね。
それに、クインシー・ジョーンズ楽団自身ももカッコ良かった。ラッパのみなさんがずら〜っと並んでいてね。二手に分かれて16のウラとオモテでフレーズの応酬してたんだが、これがまたスゴいんだ。日本人とおぼしき人も何人か映ってたはずで、人数的に足りない分を現地調達でもしたのかな?まぁ彼自身は、何か知らんがステージで踊ってるだけの、その辺のおっさんって感じだったはずだけど(笑)
やっぱ「チョッパー」と言えるのはルイス・ジョンソンしかおるまい。「チョップ」だよ「Chop 」...「Karate Chopper !」ステージでスポットを浴びたら、親指は肩口から振り下ろさにゃ!顔を歪め、汗を飛び散らし、全身全霊を込めて弦を叩かにゃ!例えワンパターンであろうとも、その分見た目でカバーせにゃ!(笑)やっぱファンクだよ、ファンク!・・・っていうのが脳内に刷り込まれてしまってね。その割にゃその後、そんなに熱心にファンク聴いたわけじゃないし、そもそもクインシー・ジョーンズ自体ファンクの人じゃないけど。
とにかく、親指使ってベース弾く人は今でこそ掃いて捨てるほどいるけど、私にとってマーカス・ミラーとかマーク・キングみたいな弾き方は(ルイス・ジョンソンとは、やっている音楽とか音作りとかも全然ベクトルが違うとはいえ)「スラップ」であり、涼しい顔してもの凄く器用で、しかも知性的でスマートなベースを弾く彼らは「スラッパー」なんだな。もちろん、私ぁあんな風に弾けと言われても絶対に不可能という「やっかみ13%と羨望87%」で言ってるんだけどね(笑)
あのビデオテープ、もう潰しちゃったんだろうな。磁気が飛び散るかと心配するくらい繰り返し観たんだがなぁ。どこかにあったら、もう1度見たいな。DVDになってんのかな?アマゾンで探してみるか。
ず〜っと書いといて言うのもなんだが、推敲しつつじっくり考えてみたら、最初にStingRayを買うきっかけって、どうもこれとは違うような気がしてきた・・・が、まぁいいさ。あの映像見て腰を抜かした事実に違いは無いからね。やっぱ、日記付けときゃ良かったなぁ。本当はどれが先でどれが後なのか曖昧だし。
画像は十数年前のもので、ルイス・ジョンソン風なベースが似合う曲を演奏している一コマ。前回といい、こうして見ると私は身長163cmしかないからベースが大きく見えてイヤだな。ルイス・ジョンソンとかクリス・スクワイヤーがベース弾いてる画像を見た時、ストラトくらいにしか見えんかったもんな(実際ルイス・ジョンソンは、はるか昔フィリップ・ベイリーと札幌に来た時に実物を見た。すんげ〜大男だったよ)背が高い人がベース持つとネックが細く長く見えて、カッコ良いんだよなぁ。
--最後まで読んでくれてありがとう。おしまい