購入した時は舞い上がっていて気にしていなかったが、いろいろいじっていて感じ始めた違和感みたいなもの(
StingRay&L-2500(07/8/10)参照)を解消したい一心で、小樽駅前玉光堂のササモン氏に頼んでいたピックアップ交換が無事完了。今までいろんなベースを弾いてきたけど、ピックアップ交換って初体験だな。ブリッジや回線を換装したことはあったけどね。
そもそもStingRay用のピックアップって、どんなメーカーから出てるのか知らんかったから「セイモア ダンカンから出てますね」って言われて「じゃぁ、それ」みたいな感じで。ベース用のピックアップを出しているメーカーって、EMG以外は何の先入観も無いし(ちなみにEMGって、どんなタイプのどんなボディーに装着しても「EMG !」って音になるような気がするんだが・・・当たり前か・笑)
「
メーカーのサイト見て、セラミックかアルニコ選んでください」って言われて見てみた。いやぁこのサイト、中々うん蓄語っていて勉強になるよ。マグネットと言えば最近はネオジウムってのを良く耳にするし、昔はフェライトとかアルニコがポピュラーだったような気がするんだが「セラミックマグネット」ってのは初耳だぞ。セラミックっちゃ「陶器」ちゅうイメージなんだがな。まぁ、何となく近未来的な言葉の響きが気に入って「セラミック」の方にしたよ。何の根拠も無い選び方だが、どうせ試聴できるわけじゃないし、気に入らなきゃオークションにでも出すさ。さて・・・
完成したという連絡を受けて、残業を途中でほっぽり出してお店へ直行。聞けば、中の配線がヘンだったそうだ。違和感の一因はそこにもあるのか?確かに購入時に一度開けて見たけど、それなりにちゃんと音が出ていたから気にせんかったなぁ。さすが専門家。出力ジャックも交換してもらって、ネックまで弾きやすいように調整してくれてた上に、バッテリーまで「お勧め」のモノに交換してくれた。う〜ん、感謝感謝。ありがとね、ササモン氏。さて、試し弾きっと・・・
「ほおぉ〜〜、こりゃ良いぞ!」ワーウィックの小型アンプから音を出したんだが、明らかに違う・・・っていうか、StingRay本来の音に対するイメージに、さらに低域に粘りを加えた仕上がり。凄いぞセラミック!
というわけで、画像シモ手がオリジナル。
さて、これは換装前の音。レベルを合わせただけで、コンプも何もかけていない「すっぴん」
【うまく聴けない人は
『ここ』を参照・特にMac使いの方】
013sting.mp4
そして換装後。これも、レベルを合わせただけの、全くの「すっぴん」
014duncan.mp4
どうです?明らかに下が違うでしょ?なおかつ、高域のギスギス感も取れて。ピックアップ+お勧めバッテリーの効果かな?さらに、余りにハイパワーなので、Logic側はすっぴんでもオーディオインターフェイスのFA-66のリミッターが適度に効いているせいかも知れない。いずれにせよその辺が高い次元で一体となった成果だと思うよ(ちと大袈裟か・笑)
でも私はホントは、さらにコンプかけてアタックをもっともっと強調した、こんな音が大好きなんだな。
015duncan_c.mp4
う〜ん、気持ち良い。特に3〜4弦を叩くアタックが独特のプリプリ感で良いなぁ。これさ!求めていたものは!元ネタの音質が良くなきゃ、多分こうはならんわな。
当然、普通の弾き方しても効果は絶大。低域が前面に出て、なおかつ密度が16倍くらいになった感じ。あぁ〜「
宅録ごっこ(07/8/20)」の音源はオリジナルのピックアップ版なので、無性にこのDuncan版に差し替えたくなってきた。
ライブで生音で出す時は、もちろんこういうワケにゃいかんけど、
マイアンプ(05/9/15)にはリミッターも付いてるし、元々の音が良いから楽しみだな。そういやそのマイアンプの記事の中で、今日この日がある事を予言しているような事が書いてあるぞ。「Musicmanとも相性がいいかも知れない」だってさ。先見の明があったか?
改めてササモン氏、いろいろありがとね。外した純正のピックアップは差し上げますので、煮るなり焼くなりオークションに出すなり、ばらしてポールピースを肩に当てて血行を良くするなり(笑)お好きにどうぞ
【追加】
「実験結果」(07/8/5)の音源を、このDuncanに換装した「StingRay改」のものに差し替え(07/9/1)