前回(
06/8/12)このヘッドホンをさんざんコキおろしたんだが、その後使い道がなかったわけじゃなくてね。「かけごこちが良い」という私の唯一の評価を活かして、デジタルピアノ(
06/6/6)用のヘッドホンにしている。特に高いクオリティーを求められるわけじゃないからね。普通に聴こえてりゃそれでOK。
とはいうものの、せっかくの貰い物だから(笑)いつかは活躍させてやらないと...と思いつつ、本日久しぶりに聴いてみたさ。したらさ・・・やっぱダメだこりゃ(T-T)そこで思いついたのが「どれくらい補正したら高域から低域までまともなバランスになるか?」ちゅうこと。
Amadeus(っていうソフトだよ)立ち上げて、比較用に選んだのはマドンナの「Hung up」これをaiffで2回読み込ませて、片方は何もしないでMDR-CD900ST。もう片方はAUのプラグインの「グラフィックイコライザー」使って補正しつつCPH7000でモニター。何回もとっかえひっかえして聴いて、900STのバランスに近づけるようにCPH7000のほうをイコライジング。まぁ何ていうか、ものすごく素人臭くて貧乏臭いテストだわな(素人だから当然だけど・笑)さて、結果はいかがなものかというと・・・
まぁ、こんな感じだったね。最初は全然「下」(つまり低音)が足りなくてブーストしてたんだけど、6dB以上上げると歪んじゃって。仕方ないから他の帯域を下げてみた。ついでに高い方の「ギスギス感」を取るようにしてみたんだけど「この辺上げたらこっちがヘン」てなもんで、どっちにしたって全然CD900STのバランスに近づかん。当たり前だけど。それでも、なんとかカッコがついた状態が上の画像なんだよ。
どうです?私の耳で試した結果だから当然DOKUDANだし、このテスト自体がものすごい暴挙でもあるわけだが、いかにCPH7000は「下」が無いかということが少しでもイメージ湧きました?もちろんこのテストでは「定位」とか「音質そのもの」は全く考慮してないけど、「推(お)して知るべし」というフレーズは、こういう時のためにあるんだよね。
そんな人はいないとは思うが、もしこのヘッドホンだけでミックスした音をいきなりスピーカーで大音量で流したら、一発でウーハー逝っちゃうかもね。発売元の誇大広告も感心しないが、そもそもこんな製品にGOサイン出した人も出した人だな。これが「プロクオリティー」なのかえ?