先週娘に「バイト代でFINAL FANTASY Z アドベントチルドレンのDVD買うからAMAZONで注文して」と頼まれた。んで無事届いて、数日前「と〜さん、アドベントチルドレンいいわ〜観てみなよ!絶対いいから!」と娘が強力にプッシュするもんだから「F.F.Zかぁ〜懐かしいゲームだな〜」と思いつつ観てみました。そしたらさ・・・そしたら・・・
スゴい!・・・ものスゴい!・・・スゴ杉!
映像は当然フルCGなんだが、そうだな〜「トイ・ストーリー」とか「ニモ」とか、とにかくそっち系と対極にある映像だ。ものスンゴいスピード感。渋い色調で統一した背景。カッコいいカメラワーク。そしてなによりキャラクターの「ザワッ」と鳥肌が立つほどリアルな表情と動作。まぁ「MATRIX」とか「i,ROBOT」の影響は色濃く出ているようで、どっかで観たようなシーンは多かったけどね。それでもスゴいわ。どってんコキました。コ〜サンです。
色合いで言えば、これまでのCGの映画って、なんとなく浮世絵っぽく感じない?それはそれで良いのだが、これはワザとそうしたのかも知れんけど、なんとなく水墨画っぽい色彩感の乏しい画像が荒廃したミッドガルに良く似合って非常に良い。時々いかにもCGという動作をエキストラ(?)の中で見かけたり、ワキの下の胴体とのつなぎ目が?だったりすることもあるけど、それを補ってあまりある高水準の、いや世界最高水準のCGなのでは?
ストーリーは当然PSのF.F.Zを、かなりやり込んで感情移入している人でなければ全く理解できんでしょうな。私は最初にゲームをクリアした時には仲間にすら出来なかった「ヴィンセント」というキャラが、おいしい役どころでカッコ良い。「罪って許されるのかな・・・」と問いかけるクラウドに「・・・試したことはない」・・・くぅ〜、カッコ良過ぎ(笑)あと、ゲーム中では一応敵対関係にあった「タークス」という組織のレノとルードのコンビ、と〜ってもいい味出してます。ただし、ルードはしゃべり過ぎ。声優も、子供の声は子供にやらせているのが良い。CGになったクラウド、セフィロス、そして新たに加わったカダージュ、みんなカッコ良い。超個人的には、ティファはあまり好きなキャラではなかったが、もう少し巨乳でも可(笑)ゲーム中のCGでは「たっぷんたっぷん」って感じだったからね。
音楽もいいね〜。ほんと「バロック」以前の「ゴシック」っていうのかな?グレゴリオ聖歌調のコーラスが似合うんだわ。
劇場公開したんだかどうかわからんので、厳密には映画とは呼べぬかもしらんが、ゲームをやり込んだ以外の人には「観ろ」とも言わんし「買え」とも「借りろ」とも言いません。でも、ゲームをクラウドとともに旅した経験のある人なら、あるいはこのテの業界入りを目指す、あらゆるジャンルのクリエーター志望の若者なら必見です。
みんなすまんの。3連休の最後は、曲のアレンジ考える前に、この映画でつぶれてしもうたわい。
許せ m(_ _)m