さて、なんだかんだ言いつつも使っているQuataFire。今回はLogicを使ったオーディオレコーディングのリポートです。
基本的にAYA with HOT&COOLのレコーディングはヴォーカルとかドラムとか生楽器関係はD12で録っております。どうもパソコンに取り込むのが信頼できない・・・っていうか信用できなくて(笑)別に波形が見えなくたって困るわけじゃないし、録る時もセッティングとか楽だしね。でもせっかく購入したんだから使ってみました。
まずはベースをHiZ対応のinput2へ繋ぎます。それからLogicでオーディオトラックを1本作ります。で、入力をinput2に指定して弾いてみましたが・・・音が出ない。そうか、「R」というボタン押さなきゃいかんのか。で、押してみたらちゃんと聞こえてきました。レベルメータ見ながらトリムを調節。最初ブンブン弾いている間は気が付かなかったんですが、スラップで弦をはじくと何とショートディレイがかかっている。おやぁ〜?これってひょっとして・・・おお〜っ!これがかの有名な、音に聞こえたレイテンシーってやつか!あの、録ろうとしている音が遅れて聞こえてくるという・・・ほほぉ〜・・・と、ちょっと感動してしまいましいた(笑)なぜなら、D12のような専用機では考えられない現象だからです。ちなみにマイク繋いで歌を入れてみましたが、見事に勝手にダブルトラック!私のようなボロ歌しか歌えない人にはちょうどいいかも(笑)さて、感動してばかりもいられない。このままなら弾きづらくてしょうがない。何か解決方法は?
日本語マニュアルによると、パソコン上で使う専用のコントロールパネルソフトがあって、これで解決するらしい。でも、説明はWin版のみ。しかも、ドライバーのインストール時に勝手に組み込まれるモノみたい。Macで運用する時はインストールするものが何もないので(繋げば勝手に認識する)、じゃあ付属のCD-ROMにでも入っているのかなと探してみたけど見つからない。マニュアルとか注意書きにもこの件に関しては何も記載がない。お〜い、Macユーザーはどうするんだよ〜!
探す事しばし・・・メーカー(エゴシステム)のホームサイトの「よくある質問」みないなコーナーで似たような記事を発見。なぁ〜んだ、ホームサイトからダウンロードするんかいな!でも、不親切だぞ〜これって。それならそうと早く言えよって感じだなぁ。それとも私の注意力が散漫で、どこかにでかでかと書いているのかなぁ。前回の件といい今回の件といい、かなり不信感を持ったぞ、このメーカー。ここの製品もう買わないことにしようっと。
さて、気を取り直してコントロールパネルを立ち上げてやってみましたが、素のままじゃNG。どこをどうすりゃ直るんだよ・・・腕を組んで考えた。そうか!Logic側で録ろうとしているトラックのOUTPUT先を「OUT1-2」から「出力なし」にしてやればいいんだよ。そしたら録ろうとしている音が混ざらずにその他の音だけ聞こえてくるからレイテンシーが起きない!これで何でLogicのトラックのOUTPUTに「出力なし」という選択肢があるのかが解った!なるほどね〜・・・と、またもや新たな発見が。さあ、レイテンシーが解消されたのはいいんですが、今度は録ろうとしている音のモニター音量がかなり小さい。さっきのコントロールパネル(パネル自体のデザインは悪くない。Win版より断然カッコいい・・・どうでもいいことだけどさ・笑)でバランスを調整しても自分の音はかなりヘッドホンの音量上げないとダメ。な〜んか使いづらいなぁ〜。D12に馴れているからかなぁ。まぁ、Logic自体に生音をレコーディングするつもりはさらさらないので私的にはどうでもいいことですが、どうなんだろう、この目的で購入した人にとっては。それに、例えばヴォーカルを録る場合、歌い手さんが歌いやすいようにリバーブとかかけてモニターするのが一般的だと思うし、D12なら簡単にできるんだけど、QuataFireだけ使うとこのへんはどう解決するのかな?プラグインのリバーブがかかった自分の音をモニターするためには「出力なし」を「OUT1-2」とかに指定してやらないとNGだし、そうするとレイテンシーが発生してしまう・・・
これ以上の追求はやめました。私の本来の目的ではないし、疲れるし。でも知っている人がいたら、こっそり教えてくれるとうれしいですな(笑)
次回はQuataFire610の「音質」そのものの感想をお送りしましょうか。