8月に生まれる日記

2008/10/10 | 投稿者: losthouse

「グーグーだって猫である」という映画を観る。

素晴らしい映画だった。
本当に良い映画だと思った。

タイトルこそ「グーグーだって猫である」なんだけど、本編はその原作漫画とはあまり関係が無い。

犬童一心による、大島弓子へ捧げたオマージュといった趣。
それは大島弓子を論ずる、でも無く、大島弓子の世界観を表現する、でも無く、大島弓子の漫画が好きで好きでたまらないひとが、ただその好きで好きでたまらない、って感情を叩き付けた、といった印象でしか無い。
そこが素晴らしいと思った。

そう、本当に好きなものを描くときには、こうしてシンプルに好きで好きでたまらない、って言うだけのほうがひとに伝わるのだな、と思う。

上野樹里演ずるアシスタントが、中学生時代に漫画雑誌でたまたま「四月怪談」を読んで号泣してしまう。そんな場面があって僕もたまらずもらい泣きしてしまって、あれは大島弓子の漫画が好きなひとなら皆一度は体験する、「一気に歳をとってしまう感じ」。
あれをやってしまったひとはもう元には戻れない。
「この世界で泥まみれになるまで遊んでいいんだ」と、気がついたところから何もかもがはじまっている。



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