ヴェイカント日記

2008/8/12 | 投稿者: losthouse

電車を乗り継いで新木場。
スタジオ・コースト、というところで、セックス・ピストルズのライブを観る。

もちろん新曲は一切無し。「ネバーマインド・ザ・ボロックス」からの全曲と、「ノー・ファン」や「ロード・ランナー」等のカバー曲、果ては何故だかホークウィンドの「シルバー・マシン」まで演って、大サービスのセックス・ピストルズ。

90年代の再結成騒ぎの時には、その刹那的な様を美しく語られるかつての栄光や伝説を「金が欲しくてやる」とか何とか言って自ら破壊する、老いさらばえた姿をさらしてセックス・ピストルズというブランドを台無しにする、そんな捨て身の諧謔っぷりがまた実にらしいな、って思っていたものだけど、今回目の当たりにしてみると本人たちはただただ楽しそうに演奏しているだけで、何の衒いも無いように見える。

きっとセックス・ピストルズとしてツアーを回るのがメンバー全員楽しくて仕方が無くって、それ以上の意味は何も無いんだろうな、と思う。

観客側も、伝説のオリジナル・パンクを目撃する、というような気負いは今さら全然無くって、ただ名曲の数々を一緒にうたって馬鹿騒ぎ出来りゃそれでいーじゃん、って姿勢が素晴らしい。

ジョニー・ロットン役のジョン・ライドンも嬉々として踊りはしゃぎ、悪態をつき、尻を出す。うたも変わらずとても上手だ。
まだまだ元気そうで何より。というよりも、こんなにフル回転でこの人は大丈夫だろうか、と観ているこちらが心配になるくらいのはしゃぎっぷりで、まさかあんなに元気充分な姿は予想していなかったものだから、いちファンとしてその健在ぶりを歓び、暖かく幸せな気分になった。

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