2014年1月
田河水泡「のらくろ召集令」
田河水泡「のらくろ中隊長」
田河水泡「のらくろ放浪記」
田河水泡「のらくろ捕物帳」
田河水泡「のらくろ喫茶店」
上村一夫「離婚倶楽部」下巻
水木しげる漫画大全集「フーシギくん 他」
水木しげる漫画大全集「猫楠 他」
小林泰三「大きな森の小さな密室」
小林泰三「完全・犯罪」
文藝別冊「タモリ」
文藝別冊「追悼 ルー・リード」
市川春子「宝石の国」第2巻
藤子・F・不二雄大全集「ロケットけんちゃん 3」
楳図かずおゴシックホラー珠玉作品集「かげ<映像>」
楳図かずおゴシックホラー珠玉作品集「偶然を呼ぶ手紙」
ジョセフ・クーデルカ展 1月4日 東京国立近代美術館
THE MOND'RIEN UNDERGROUND 1月7日 東高円寺 U.F.O.CLUB
核P-MODEL「パラレル・コザック」 1月11日 1月12日 1月14日 赤坂ブリッツ
米クライテリオン 座頭市 ブルーレイ/DVDボックス
NNNドキュメント「反骨のドキュメンタリスト 大島渚「忘れられた皇軍」」
淡路恵子死去
佐久間正英死去
永井一郎死去
ピート・シーガー死去
川田良死去
座頭市ばっかり観てる間に、読まなきゃならない本がずんずんたまって行きます。あけましておめでとう。

米アマゾンより、クライテリオン座頭市ボックスがついに到着。 pic.twitter.com/vs3aM9lAZk
― ロストハウス (@losthouse2551) 2014, 1月 8
三隅研次「座頭市物語」を、クライテリオン盤ブルーレイで鑑賞。ディスク1枚に3本まとめて収録されているとはいえ、流石のクライテリオン画質。豪勢な大映美術の隅から隅までを舐め回すように観た。
— ロストハウス (@losthouse2551) 2014, 1月 8
森一生「続・座頭市物語」を、クライテリオン盤ブルーレイで鑑賞。前作から続けて観ると、勝新の殺陣が短期間でかなりパワー・アップ(ショウ・アップ)しているのが判る。
ラスト・シーンが震えるくらい好き。森一生は天才。
— ロストハウス (@losthouse2551) 2014, 1月 9
田中徳三「新・座頭市物語」を、クライテリオン盤ブルーレイで鑑賞。カラーになって、カメラや美術がますます冴え渡るシリーズ3作目。登場人物が誰ひとりとして救われないストーリィも素晴らしい。
— ロストハウス (@losthouse2551) 2014, 1月 9
田中徳三「座頭市兇状旅」を、クライテリオン盤ブルーレイで鑑賞。勝新の演技がいよいよ狂気を増して来た感のある4作目。でもそれが、いまいちな脚本とどうにも相性が合わないようでアンバランスな印象。
— ロストハウス (@losthouse2551) 2014, 1月 10
安田公義「座頭市喧嘩旅」を、クライテリオン盤ブルーレイで鑑賞。若干失速気味だった前作から一転、終始娯楽に徹する事でシリーズの型を定めた5作目。傑作。
— ロストハウス (@losthouse2551) 2014, 1月 11
池広一夫「座頭市千両首」を、クライテリオン盤ブルーレイで鑑賞。何といってもタイトル・バックの格好良さに尽きる6作目。殺陣の効果音や血糊の量も大分派手に進化している。
— ロストハウス (@losthouse2551) 2014, 1月 12
池広一夫「座頭市あばれ凧」を、クライテリオン盤ブルーレイで鑑賞。前作にも増してトリッキーな演出が炸裂する7作目。闇深い画面がえらく格好良い。
— ロストハウス (@losthouse2551) 2014, 1月 13
三隅研次「座頭市血笑旅」を、クライテリオン盤ブルーレイで鑑賞。素晴らしい脚本、冴え渡る演出、勝新の名演。8作目はシリーズ中屈指の大傑作。
— ロストハウス (@losthouse2551) 2014, 1月 13
安田公義「座頭市関所破り」を、クライテリオン盤ブルーレイで鑑賞。情感に溢れた前作からがらりと変わって、娯楽路線を追求する9作目。ライバル役の平幹二朗があんまり強そうに見えないところが難点。
— ロストハウス (@losthouse2551) 2014, 1月 14
井上昭「座頭市二段斬り」を、クライテリオン盤ブルーレイで鑑賞。子役時代の小林幸子が大活躍する10作目。勧善懲悪の痛快娯楽路線。
— ロストハウス (@losthouse2551) 2014, 1月 15
森一生「座頭市逆手斬り」を、クライテリオン盤ブルーレイで鑑賞。藤山寛美扮するニセ座頭市が登場する11作目。やっぱり森一生の映画は変てこで面白い。これもまたラストが異常。
— ロストハウス (@losthouse2551) 2014, 1月 16
三隅研次「座頭市地獄旅」を、クライテリオン盤ブルーレイで鑑賞。素晴らしい!名演と名場面が終始連続する12作目。成田三樹夫、戸浦六宏などなど、キャストも全員魅力的。超傑作。
— ロストハウス (@losthouse2551) 2014, 1月 17
田中徳三「座頭市の歌が聞える」を、クライテリオン盤ブルーレイで鑑賞。ひたすら夜のシーンばかりが続く、スタイリッシュな13作目。お話に多少綻びがあったって構いやしない。映像美とは、こういう映画のことを言うのだ。
— ロストハウス (@losthouse2551) 2014, 1月 18
池広一夫「座頭市海を渡る」を、クライテリオン盤ブルーレイで鑑賞。前作から一転、ぎらぎらと陽光照りつけるウエスタンの14作目。敵のごろつきよりも一般大衆のほうが非道で狡いという脚本は新藤兼人による筆。
— ロストハウス (@losthouse2551) 2014, 1月 18
安田公義「座頭市鉄火旅」を、クライテリオン盤ブルーレイで鑑賞。流石にちょいとネタ切れ気味な15作目。勝新の唄と踊りが肝。
— ロストハウス (@losthouse2551) 2014, 1月 19
山本薩夫「座頭市牢破り」を、クライテリオン盤ブルーレイで鑑賞。『勝プロダクション第一回作品』のクレジットが眩しい16作目。本家大映シリーズとは違うひと捻りあるストーリィや、容赦無い残酷描写が新機軸。そもそも山本薩夫に座頭市を撮らせよう、ってのが凄い。
— ロストハウス (@losthouse2551) 2014, 1月 19
三隅研次「座頭市血煙り街道」を、クライテリオン盤ブルーレイで鑑賞。本家大映制作の17作目。ラスト、雪降る情景における勝新と近衛十四郎の大立ち回りは異様な程に美しい名場面。
— ロストハウス (@losthouse2551) 2014, 1月 19
安田公義「座頭市果し状」を、クライテリオン盤ブルーレイで鑑賞。18作目ともなれば悪人たちはより凶悪になり、旧作の小狡いやくざとは段違いの残虐さ。飛び道具の応酬で深傷を負う座頭市の姿が印象的。
— ロストハウス (@losthouse2551) 2014, 1月 20
三隅研次「座頭市喧嘩太鼓」を、クライテリオン盤ブルーレイで鑑賞。大映制作のシリーズとしてはこれがラストの19作目。それなりに見せ場はあるのだけど、何だか盛り上がらないまま終ってしまう感じ。簀巻きにされた座頭市がぴょこぴょこ跳ねて逃げる場面は面白い。
— ロストハウス (@losthouse2551) 2014, 1月 20
岡本喜八「座頭市と用心棒」を、クライテリオン盤ブルーレイで鑑賞。勝プロ制作による20作目。暗く救いの無いお話も最高だが、米倉斉加年、岸田森、草野大悟、寺田農などなど、名優たちの名演がたっぷり堪能出来る流石の岡本喜八作品。勝新と岸田森のチャンバラ対決が無いところだけが不満。
— ロストハウス (@losthouse2551) 2014, 1月 21
三隅研次「座頭市あばれ火祭り」を、クライテリオン盤ブルーレイで鑑賞。制作は勝プロになっても、大映所縁の名匠たちによりシリーズは続く21作目。悪の組織を率いる首領役は森雅之。クリストファー・リーみたいで格好良い。キャンプ感覚の楽しい一本。
— ロストハウス (@losthouse2551) 2014, 1月 21
安田公義「新座頭市 破れ!唐人剣」を、クライテリオン盤ブルーレイで鑑賞。片腕ドラゴンと座頭市が戦う22作目。このテキトーさも捨てがたい。年末に深夜のテレビで観たい感じ。
— ロストハウス (@losthouse2551) 2014, 1月 22
森一生「座頭市御用旅」を、クライテリオン盤ブルーレイで鑑賞。森一生演出の天才に痺れる23作目。過剰なスピード感と異様なカット割りは座頭市の殺陣と相性抜群。ラストがまたしても完璧過ぎて震える。大傑作。
— ロストハウス (@losthouse2551) 2014, 1月 23
しかし森一生が映画版座頭市を3作しか撮っていないとは意外だった。もっと沢山撮ってると思いこんでたのは、テレビ・シリーズの印象からかしら。
— ロストハウス (@losthouse2551) 2014, 1月 23
勝新太郎「新座頭市物語 折れた杖」を、クライテリオン盤ブルーレイで鑑賞。遂に勝新自らがメガホンをとった24作目。最早ここにはかつての娯楽活劇としての座頭市は無い。常軌を逸した構図で捉えられた荒涼とした風景と人物が、観る者の胸に巨大な風穴を開ける。ただ空虚である事の美しさ。
— ロストハウス (@losthouse2551) 2014, 1月 24
安田公義「新座頭市物語 笠間の血祭り」を、クライテリオン盤ブルーレイで鑑賞。音楽は伊福部昭だし、やくざの親分は遠藤辰雄だし、アバンギャルドな前作、前々作と比べると、大映時代に回帰したような印象の25作目。でも過剰なまでに溢れる血しぶきと荒廃した風景は、かつての痛快さからは遠い。
— ロストハウス (@losthouse2551) 2014, 1月 25
クライテリオン座頭市ボックスの映像特典に、ジョン・ネイサンが撮った勝新のドキュメンタリが収録されていてびっくり。演出する勝新、クラブで歌う勝新、酔って壁に激突する勝新、ディスコで踊る勝新、倍賞美津子にめろめろの勝新、などなど見所満載で最高。
— ロストハウス (@losthouse2551) 2014, 1月 25
勝新太郎「座頭市」をDVDで鑑賞。26作目はシリーズ最終作にして、映画監督・勝新太郎の遺作。過去の集大成であると同時に、老境の座頭市という新たなキャラクタが生み出された野心作。何より驚くのは勝新の殺陣が全く衰えていない事で、むしろ若い頃よりもスピードが増しているようにすら思える。
— ロストハウス (@losthouse2551) 2014, 1月 26
これにて映画版座頭市シリーズ全巻の終わりにございます。おなかいっぱい。
— ロストハウス (@losthouse2551) 2014, 1月 26