2013/11/30 | 投稿者: losthouse

2013年11月


よしながふみ「大奥」第10巻
水木しげる漫画大全集「ガロ版 鬼太郎夜話 下」
水木しげる漫画大全集「コケカキイキイ 他」
「モンスタージン」第2号
北野勇作「社員たち」
連城三紀彦「戻り川心中」
ブルータス12/1号「特集 小津の入り口。」
石森章太郎「人造人間キカイダー」サンデー・コミックス版全6巻
山田正紀「神狩り」
山口雅也 編「山口雅也の本格ミステリ・アンソロジー」
中村融 編「ファンタスティック時間SF傑作選 時を生きる種族」
藤子・F・不二雄大全集「ロケットけんちゃん 2」
楳図かずお「怪獣ギョー/楳図かずおの恐怖劇場」
ロッキング・オン1月号「特集 追悼ルー・リード」


新房昭之「魔法少女まどか☆マギカ【新編】叛逆の物語」 11月4日 イオンシネマ新百合ケ丘
高畑勲「かぐや姫の物語」 11月24日 新宿バルト9


吾妻ひでお原画展 11月24日 池袋西武ギャラリー


小津安二郎「一人息子」DVD
小津安二郎「戸田家の兄妹」DVD
小津安二郎「父ありき」DVD
小津安二郎「長屋紳士録」DVD
小津安二郎「風の中の牝雞」DVD


核P-MODEL「гипноза」


島倉千代子死去
辻井喬死去


MacBook Proを購入。私やる気です。
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2013/11/3 | 投稿者: losthouse


2013年10月27日、ルー・リードが71歳で逝った。

ルー・リードが居なければ、あの音楽とあの言葉が無かったら、僕はいろんな理由でもうとっくに死んでいて、彼は文字通り人生の恩人だった。

この備忘録の前身であるサイトには、何度かルー・リードの歌詞を僕が使う言葉に置き換えて掲載していた。
それらをここに再掲することで、感謝と哀悼の意を表したい。

ありがとうルー。



「超訳 Who am I ? (Tripitena's song)」

時々自分が誰なのかわからなくなる
世界が私を追いこしてゆく
あの若者たちも年老いて行く
私はあとどれくらい生きられるのか それを想って

鏡の中の顔を見つめる
幾本もの皺が刻まれ
それはあなたを愛した記憶の数々
思考を2つに引き裂くあの熱情

私は想いに沈み 止まらない
過去の記憶がよろこびを奪い
少しの希望だけを追いつづけて
そして現実に直面する

時々自分が誰なのかわからなくなる
木をつくったのは誰なのか、空をつくったのは誰なのか
嵐をつくったのは誰なのか、心の傷をつくったのは誰なのか
私はあとどれくらい生きられるのか

在り得ない世界を思い 夢みるのが好き
呼吸のために空気が要るのが嫌い
この身体を捨てて 自由になりたい

神秘の子のように空に浮かびたい
飛び交う天使にキスをおくりたい
私は生きることの不思議を解き明かしたい
誰かの喉を切り裂いたり 心臓をえぐり出したりして

あなたはその鼓動をじっと見つめて
私がすでに死んでいることをあなたは知っているけれど
あなたは私の脚を抱いていてくれる

あなたの腕から死骸が崩れ
そんな想像は過ちでしょうか
なぜ私たちには記憶が与えられたのか
いざ心を捨て、自由に解き放たれる

時々自分が誰なのかわからなくなる
世界が私を追いこしてゆく
あの若者たちも年老いて行く
私はあとどれくらい生きられるのか 

このすべてを始めたのは誰なのか
裏切りを行う者のもとにキスを与えた神か
不信の愛は私たちを旅立たせる、裏切り者のもとへ
裏切りを行う者のもとへ
私たちを旅立たせる神なき愛



「超訳 Ecstasy」

みんな君をエクスタシーと呼ぶ
君には何もくっつかないんだ
ベルクロでもスコッチ・テープでも
僕の腕を糊に浸してみても
ナイロンで僕の全身をくるんでみても駄目
背中にガムテープを一枚貼って
愛が弓矢で十二人を貫いた
そして僕は君をもう取り戻せない
エクスタシー

通りの向こうにフォードが一台
みんなが車輪やエンジンを盗っていったあとだ
シートの上に箱が置かれてて
『さよならチャーリー、本当にありがとう』とメモが有る
よだれ掛けを着けた赤ん坊を窓の中に見て
僕は僕等がやろうとしていた事や何かを思い出す
ハドソンの流れが灯を映し
夜の自由の女神像を船は通り過ぎる

僕を聖アイボリーと呼ぶ人や
聖モーリスと呼ぶ人もいる
石膏並みに滑らかな僕
頬には白い血管が浮き出し
眉のあいだに巨大な鋲が打ってある
腕には傷が有って『ナワバリ』って書いてあるみたい
君の名前を刺青にしたよ
みんな君をエクスタシーと呼ぶ

月は雲を抜け
天を仰いだ身体が群集の上を運ばれて行く
僕は何も出来なかったあの頃を思い出す
僕は君を抱けなかった、僕は君になれなかった
みんな君をエクスタシーと呼ぶ
僕は君を抱き下ろせなかったし、僕は君を抱き上げられなかった
まるで、今日見つけたラジオもエンジンもフードも無いあの車のような気分だよ
カフェーに行こう、そこには音楽がある
音楽がかかってる筈だと僕は信じてる
僕等が別れるとき、僕の心臓の真上に新しい傷が出来るんだ
そして僕はそれをエクスタシーと呼ぼう

エクスタシー、エクスタシー



「超訳 Sally Can't Dance」

サリーはフロアで踊ってたのですが
もう踊れないわと言い残し
セント・マークス・プレイスを歩いて
僕のところでナチュラル・フードを食べるのです

でもサリーは今踊れない
床から立ち上がれもしない
サリーはもう踊れない
彼女はフォードのトランクの中に詰められてたから
もう2度と踊れないのです

サリーの面目丸つぶれ
家賃が月に80ドルの
セント・マークス・プレイスのアパートを借りて
大層楽しくやってましたが

でもサリーは今踊れない
methを大量に服用したせいで
床から立ち上がれもしない
もうサリーは2度と踊れないのです

 彼女は僕の近所の奴で
 一番早くに絞り染めのズボンを履いた娘でした
 ジーパンに花のペイントがしてあるのを
 初めて見たのも彼女のズボンでした
 僕の知ってる女のなかで
 初めてトンプキンス・スクエアでレイプされたのも
 彼女でした
 今では彼女はナポレオン気取りで
 剣を持って男の子たちを食い物にして

サリーはモデルで成功して
豪奢なアパートに引っ越しました
よくフォーク・シンガーどもを集めては
そこで騒いでいたものです

彼女の知り合いは本当に素敵で正しい人達で
Les Jardinに出向いては
彼女はピカソの非合法な情婦と踊り
ケネス・レーンのジュエリーを着けて
それは本当にクズっぽかったんです

でもサリーは今踊れない
床から立ち上がれもしない
サリーはもう踊れない
ああ、もう2度と踊れないのです



「超訳 Sweet Jane」

角のところに立っている
スーツ・ケースを手に持って
ジャックはコルセット、ジェーンはヴェストに身を包み
僕はロックンロール・バンドに身を置いて
ジムはスタッツ・ベアキャットに乗っていた
そう、いまとはまるで違う時代
詩人たちはみんな韻律を学んでいたし
女たちは目を丸くしていた

ジャックは銀行員で
ジェーンは事務員
二人で貯金に勤しみ
仕事が終わって家に帰ると
暖炉の側でラジオを聞く
「木の兵隊の行進」とかそういうの
君もジャックが語る言葉が聞こえるだろう

素敵なジェーン
可愛いジェーン

外へ踊りに出掛けるひとたちも居るし
働いているひとたちも居る
ろくでもない母親たちが
この世の全てはクズだと吹き込む
女たちは本当に気絶しているわけじゃないし
悪人たちはいつもまばたきばかりするし
恥を知っているのは子供たちだけだし
そして人生はただ死に向かっているだけだ
でもほんとうに心あるひとたちは
背中を向けたりぶち壊しにしたりはしない
役割を果たしているひとたちは
背中を向けたり憎しみをつのらせたりはしない

素敵なジェーン
可愛いジェーン


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