2009/12/31 | 投稿者: losthouse

年末。年の瀬。大晦日。

今年一年をゆっくり振り返りつつ、穏やかな気持ちで新年を迎えようかと考えたが、福音館書店の「たくさんのふしぎ」販売中止騒動にあっては、私は穏やかな気分に決してなれない。


子どもの前の喫煙描写で販売中止 福音館書店の児童雑誌(asahi.com)
http://www.asahi.com/national/update/1229/TKY200912290229.html


「クレームついたので即販売中止」という福音館書店の対応も全く愚かなものだが、騒動の発端とされる小児科医のウェブログ、というのがまた愚にもつかない内容で、何故こんなプロ市民の言い掛かりを真に受けなくちゃならんのか、実に理解に苦しむ。


「たくさんのふしぎ」2010年2月号販売中止に(その1)
http://blog.goo.ne.jp/kuba_clinic/e/44c2eef735f81878d953002adba35d25

「たくさんのふしぎ」2010年2月号販売中止に(その2)
http://blog.goo.ne.jp/kuba_clinic/e/efab983a0f4c6a6200cd6d3f24db4860

憲法の言論・出版の自由とは
http://blog.goo.ne.jp/kuba_clinic/e/40c25100846d903b73cd56cb308ee159


現代の子供たちは、煙草を吸う自由まで奪われて本当に可哀想だ。

人々の表現力と想像力を封じ込め、生活をいま以上につまらないものにしようと企むこうした輩が、来年こそはひとり残らず死に絶えることを祈りつつ。

よいお年を。

2009/12/24 | 投稿者: losthouse

メリー・クリスマス。
とか言っている暇も無く。
ほんと年の瀬の忙しい時期に、こういうのやめて欲しい。


ボブ・ディラン奇跡のZeppクラブツアー決定!(@nifty)
http://news.nifty.com/cs/entame/musicdetail/nmn-20091222-091222031309/1.htm

ボブ・ディラン来日、なんと奇跡のZEPPツアー(BARKS)
http://www.barks.jp/news/?id=1000056736

ウドー音楽事務所
http://www.udo.co.jp/Artist/BobDylan/index.html


朝からインターネットの先行予約に振り回されて大変だった。
スタンディングのライブ・ハウスでボブ・ディランを観られるなんて、たぶんこの機会を逃すともう二度と無いかも知れないから、後悔せぬよう気合いを入れて3公演ぶんのチケットを予約した。

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そして2月にはアントニーの来日も。

Antony and the Ohnos -魂の糧-
http://www.contrarede.com/event/event_antony_ohno.html

残念ながら通常スタイルの公演では無くて、大野慶人とのコラボレーション、なんて観る前から若干不安にかられるような内容だけど、ルー・リードのツアー・メンバーとして来日してからはや6年、今やすっかりソロ・シンガーとして確固たる地位を築いたアントニーの姿は是非目の当たりにしておきたい。



2009/12/17 | 投稿者: losthouse

一昨日からついに始まった、パブリック・イメージ・リミテッド再結成ツアー。

イギリスまで観に行くことの出来ない私は、例によってインターネットにアップロードされる盗撮動画を見張る毎日である。

そろそろ動画の数が多くなって雑然として来たので、とりあえずまとめてみた。


12/15、初日の1曲目、いきなり「パブリック・イメージ」。ちなみに先日Twitterでリンクを張った動画より高音質なバージョンである。


12/15「デス・ディスコ」


12/15「レリジョン」。音も画質も悪い。


12/15「ライズ」


12/16のダイジェスト動画。「ポップトーンズ」!


12/16「タイ・ミー・トゥ・ザ・レングス・オブ・ザット」。画質音質ともに最高レベル。



ちなみにこれが12/16のセット・リストらしい。観たいなぁ。日本まで来ないかなぁ。

Public Image
Careering
This Is Not a Love Song
Poptones
Albatross
Tie Me to the Length of That
The Suit
Death Disco
Four Enclosed Walls
Flowers of Romance
Psychopath
Disappointed
Warrior
U.S.L.S. 1
Banging the Door
Chant
Bags
Memories
Annalisa
Religion

Encore:
Sun
Rise
Open Up

ああ観たい。



2009/12/9 | 投稿者: losthouse

週刊誌というのは何せ週刊だから、発売から一週間経ってしまうと前の号は書店から無くなってしまったりするのである。
で、「漫画ゴラク」も週刊誌だから、次の金曜日が来たらいま売っている号は簡単に買えなくなってしまうのである。

だから、あなたはいま買うべきである。「漫画ゴラク」12月18日号を。


表紙と巻頭カラーは、小池一夫・叶精作の黄金コンビによる「劇画大噴火」30ページ。これは必読。

辰巳ヨシヒロ「劇画漂流」の手塚治虫文化賞受賞や、松本正彦「劇画バカたち!!」完全版の刊行で、再評価の気運高まる60〜70年代の劇画ムーヴメント。
ここに来て、いよいよ小池・叶のコンビが、さいとう・プロに在籍していたあの時代について書き綴るとなれば、期待するなと言うほうが無理な話。

一読、全編どこをとっても小池イズム漲る独特の語り口。
当然のことながら、辰巳ヨシヒロや松本正彦の作風とはまるで違う、小池一夫と叶精作のペンによってしか書く事の出来ない世界がそこにある。

冒頭、「マガジン」と「サンデー」の「戦国時代」を表現するにあたって、鍋屋横丁はさいとう・プロの門前を、手塚治虫、石森章太郎、藤子不二雄、赤塚不二夫、つのだじろうらが、「本当に鎧に身を固めて武者行列している」という圧巻の開幕。読んだあなたはきっと開いた口が塞がらないだろう。

大体、「劇画大噴火」というタイトルのセンスからしてもう、他の作家に真似出来ないのは間違いない。

小池一夫が恐ろしいくらい美形に描かれているのもかなり高ポイントである。

もう一度言う。必読である。


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2009/12/3 | 投稿者: losthouse

「イングロリアス・バスターズ」があまりに良かったので、観たひとみんなが感想を語り合ったりしているインターネットの掲示板を眺めていたら、今回は巷でも概ね好評のようで、「スカイ・クロラ」のときみたいに憤慨しなくて済んだ、というのは良い事なのだが、ごく一部では「あそこんとこのあそこがリアリティが無い、脚本がご都合主義だ」みたいな感想が語られていて、大体がリアリティとかオリジナリティとか言い出す奴はろくなもんじゃない、というのが世の中のセオリー、というのは皆さんご存知のところだろうけど、あの映画に「リアリティ」を求めるくらい馬鹿馬鹿しいことはこの世に他に無いと思うので、きっとこのひとは「映画を観る」という行為そのものにはなっから向いていないのじゃないか、きっと気の毒なひとなのだ、と思ってご冥福をお祈りしたのだが、例えばそんなひとは漫画にも向いてなさそう、しかも竹内寛行なんか読んだらあまりの「リアリティ」の無さにショック死するんじゃないか、と、そう思ったのだ。


「竹内寛行 Experience 0」のはなしである。
http://ameblo.jp/inudahajime/entry-10397491428.html


水木しげると同時期にアナザー「墓場鬼太郎」を書いていたことで、(その他貸本怪奇漫画家たちに比べて)知名度だけは高い竹内寛行だが、実際にその漫画作品を読んだことがある、というひとはきっと稀だろう。

公的には一度も復刻されていない作家であり、どうしても水木しげるの亜流のような扱いを受けて、「グロいだけで面白くない」と長年言われ続け、その評価が的を射ているのか不当なものなのか、判断する材料すら(原本を高い値段で買う以外には)無かったその漫画作品が、こうして誰でも安価で買えて、読めるようになるというのは大変素晴らしいことだ。

今回の「Experience 0」では、作品そのものが採録されているのは「死霊の手」一編のみで、その他のページは作品ガイドで占められているのだが、それを読めば、後先考えず書くもんだからすぐに物語が破綻してしまう筆運びのテキトーさや、それをカバーする為にすぐ「無かったこと」にしてしまう余りのご都合主義に、他の作品もすべてまるごと読みたくなるのは間違いない。

きっと好評なら続刊も有ると思うので、「リアリティ」とかに興味が無いひとは是非買うべし。こういう本が売れなきゃあいかん。


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