2009/4/23 | 投稿者: losthouse

平日の渋谷。
オーイースト、っていうライブ・ハウスで、スパークスのライブを観る。

2001年の初来日から数えて、スパークスのライブを観るのもこれで3回目になるけれど、回を重ねるごとにショウ・アップして行く演出と、充実したバンド・サウンドに驚嘆。

しかしこんなに楽しいロック・バンドのライブって他に有るだろうか。ちょっと思いつかない、ってくらい、エンターテインメントとしては比類なき完成度である。

スクリーン映像と女性ダンサーを交えながら、最新アルバムを全曲披露する第1部が終わって、休憩を挟んで第2部。

第2部はなんと、今年で発売35年目となる名盤「キモノ・マイ・ハウス」を、レコードと同じ曲順で全曲演奏する、という夢のようなメニューで、懐メロ・ショウと言われればその通りなんだが、「懐メロで何が悪い、みんな喜ぶんだからいーじゃん」って感じの、エンターテインメントとしての開き直りがいまのスパークスには確固として有って、その自信が演奏の細部に命を与えている。実に良かった。

第2部のラスト。名曲「赤道」のコーダで、お客さんが「もっと続けろ」という催促の意味でコーラス部分の合唱を止めないもんだから、終わるに終われなくなって、苦笑しながら舞台上に突っ伏すラッセル・メイル。
見るにみかねたロン・メイルが、上着をラッセルの肩にかけ楽屋へ戻るように促し、疲れきった格好で歩き出すラッセルと、それを抱きかかえるロン。すると突然思い直したように、再びうたいだしたラッセルはロンの腕を振り払い…。
という、ジェームス・ブラウンのお決まりネタのパロディが、たぶんアドリブだろうにすんなり出て来てしまうところに、スパークスの芸人としてのリテラシーの高さを感じる。大変面白かった。


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2009/4/18 | 投稿者: losthouse

総武線に乗って、新小岩。
江戸川区総合文化センターという、大変趣きのあるホールで、平沢進のインタラクティブ・ライブ「点呼する惑星」最終日を観る。
http://prc.interactive-live.org/

何と言っても江戸川区総合文化センターなので、会場入口の案内板にも大変趣きがある。
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(↑クリックで拡大)

前回のライブは鴬谷だったし、さすがデビュー時に「常磐線ポップ」を標榜し、名曲「カメアリ・ポップ」を生み出しただけの事はある。下町の江戸っ子テクノ。

しかし一旦幕が開けば、ここが新小岩であることを忘れさせる程に平沢進の世界観に引きずり込まれる。
爆音で鳴る変態テクノと、ファルセットから囁き声、怒鳴り声まで自在に使い分ける超絶ボーカル。回を重ねるごとに高品質になって行くCGと、相変わらずの平沢文法で語られる奇妙なSF物語。タイから招聘したSP-2たちもゲストに加わり、大変完成度の高いショウを観た。

インタラクティブ・ライブも今回で10回目らしいけれど、もうすっかり一級のエンターテインメントとしての自信が感じられる。とても楽しんだ。

ところで今回のライブで一番衝撃的だったのは、ついに平沢の手元からキーボード・コントローラが姿を消した事で、代わりに何が有るのかというと、スタンド上に3本のタワーが立っていて、そのタワーの間をレーザー・ビームが6本走っている。平沢がそのビームに手をかざすと、ハープのストロークやらシンセの効果音やら、仕込んである音源が鳴り出す仕組みになっていて、こんな奇妙な機材を一体どこから見つけて来るのか、と思って検索してみたら、どうやらこの「beamz」というやつらしい。http://www.thebeamz.com/


キーボードが無くなった事で、ステージ上に鎮座する使用楽器は、上に書いたレーザー・ビームに、自転車の車輪を片手で回して発電する自作シンセ、昨年のライブから使い始めた巨大放電テスラコイルと、「楽器」よりは「ガジェット」と呼んだほうがしっくり来るラインアップで、まともに楽器のかたちをしているものは、たまに思い出したようにソロを弾くエレキ・ギターぐらいだ。

遥か昔、バンド編成でギターをかき鳴らしながらうたっていた平沢進を知っている者としては、もう2度とあんなライブは観られないのだろうな、と思って寂しい気分にもなるが、変梃で面白いからまぁそれでも良いや。

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2009/4/14 | 投稿者: losthouse

ザ・ダムドが変なイベントに出る為に来日していたのは知ってたんだけど、ちゃんと単独公演も有ったらしい。
ぜんっぜん知らなかった。チェックを怠った。

でも今回はデイヴ・ヴァニアン不参加で、キャプテン・センシブルがボーカルをとっていたんだとか。
http://www.creativeman.co.jp/artist/2009/04damned/

僕はやっぱりヴァニアンこそがダムドの要だと思っているので、多分観に行っていたら物足りなかっただろうなぁ、と思いつつも、キャプテンがうたう「ラヴ・ソング」なんてもうなかなか観れないだろうから、行っておけば良かったなぁ、って思ったりして煩悶。

しかも↓セット・リストをみると、僕が愛してやまない「ライフ・ゴーズ・オン」を演っていて、ああ、やっぱり観たかった。

4/6(月) 東京 渋谷duo music exchange
Love Song
Machine Gun Etiquette
Neat Neat Neat
Disco Man
Melody Lee
Jet Boy Jet Girl
Anti-Pope
Under The Wheels
Dr. Woofenstein
Alone Again Or
Dark Asteroid
Dozen Girls
Wait for the Blackout
New Rose
Looking At You
Life Goes On
Smash It Up

しかしキャプテンボーカルの「Alone Again Or 」か。ちゃんとうたえんのか?
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2009/4/8 | 投稿者: losthouse

地味にだが、こんな本が書店に並んでいて。

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「ビッグコミックセレクション 名作短編集」
http://skygarden.shogakukan.co.jp/skygarden/owa/solc_dtl?isbn=9784091825360


ビッグコミックの創刊40周年記念とかで、69年から2003年までに発表された読み切り作品の中からセレクトした短編を、年代順に並べた好企画。

あんまり地味に並んでいるのでスルーしてしまいそうだけど、これにはなんと楳図かずおの「さいはての訪問者」が収録されているのだった。

マニヤの方ならご存知だろうが、「さいはての訪問者」といえば「イアラ」の初刊本(ゴールデン・コミックス版)にしか収録されていなかったレア短編なので、読んだことの無いひとも多いだろう。
かくいう僕も「イアラ」の初刊本は持っていないので、今回初めて読むことが出来た。

脂ののりきった「イアラ」期の楳図文法が冴える、「解決しない」ことの不条理を描く寓話。傑作じゃないですか。びっくりした。

「さいはての訪問者」が読めるだけでも嬉しいのに、更にいままでずっと単行本未収録だった、諸星大二郎「女は世界を滅ぼす」まで読むことが出来てしまう。

地味だが侮れない、非常に良い本だ。

2009/4/5 | 投稿者: losthouse

DVDで、「スカイ・クロラ」をまた観る。

実を言うとこれで3度目の鑑賞で、観れば観るほど新たな感動が広がり、観れば観るほど素晴らしい映画なもんだから、飽きずに3回も観てしまった。

2008年は「ダーク・ナイト」と「スカイ・クロラ」の年として記憶しよう。
まだ観ていないひとは是非。みんなが良いと言うような映画では無いだろうけど。

ちなみに、観るときにはちゃんとアンプに繋いだスピーカーから音を鳴らすか、それが無理ならヘッドフォンで爆音で聴かないと、折角の精密な音響デザインが台無しなので気を付けたほうが良い。

僕は最初に観たのがテレビに付属のへぼいスピーカーだったので、ものすごく損をしたような気がしているのだ。



2009/4/3 | 投稿者: losthouse

原宿にルー・リードが居るぞ!って言うんで、何事かと思ったらSupremeって服屋さんのキャンペーンでポスターがべたべた貼ってある、というそれだけの事だったんだけど、このポスターが格好良い。でもやっぱり怖い。

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こんなひとがもし身近に居たら本当にいやだよなぁ、と思う。

で、服屋さんなので、この写真がプリントされたTシャツってのも有るらしくって、
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おおっ、これはダサくて格好良い、買っちゃおうかな、って思ったら、大人気で完売、既にプレミア付きらしい。
みんなこんな怖いひとの写真がついた服を着て歩きたいのか。困った世の中だな、と思って楽しくなった。




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