2008/9/24 | 投稿者: losthouse

あなたにとって非常に興味深い出来事が世の中ではとっくの昔に起こっているのに、まるで知らずにあっけらかんと暮らしている、というのは実に良くあることだ。

タコシェに行ったら、「鴨沢祐仁メモリアルブック」というのが売っていて、メモリアルってどういうことですか?まさか死んだの?とぱらぱらやっていたら、鴨沢祐仁は何と今年の1月にもう死んでいたのだ、ということを9月になって知る。

http://www.geocities.jp/xiesclub/kamosawamemorial.html

青林堂から出てた「クシー君の発明」が好きだった。装幀が素敵な本だった。

鬱病やらアル中やら自己破産やら生活保護やら私生活はぼろぼろだったようで、ディッシュのときも思ったけれど、作家が悲しい末期を迎えたのを知るのは何故か知らないけど辛い気持ちだ。

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2008/9/19 | 投稿者: losthouse

なんだこりゃ。

http://marunouchi-house.com/topics/080919_bar_lou_reeds.html

2008/9/13 | 投稿者: losthouse

俺は決して早川書房の回し者では無いのだが。

カート・ヴォネガット「追憶のハルマゲドン」を購入。

未発表のエッセイやらスピーチ原稿をかき集めて出版された、たぶん本当に「最後の作品集」。

ヴォネガット崩御の直前までは、歯抜けが多くて旧作を買いたくても買えない状態だったハヤカワ文庫も、死後緩やかに復刊が進み、今はようやく全ての小説作品を簡単に新刊書店で買えるようになった。
「追憶のハルマゲドン」も、原書の発売から半年経たずに翻訳が出版されたスピードを言祝ぎたい。早川書房えらい。

90年代にハードカバーで刊行されていたエッセイ集「死よりも悪い運命」も、文庫化されて新刊コーナーに並んでいる。


これも偉いと言えば偉いのだけど、なにぶんエッセイ集としては3冊目なのだから、それに先立つ第1エッセイ集「ヴォネガット、大いに語る」と、2冊目「パームサンデー」も同時に復刊して欲しかった、というのは贅沢過ぎるのだろうか。

でも、その2冊が復刊されれば本当に全作品が揃うことになるのだから、是非頑張って、新刊書店の文庫の棚をヴォネガットで埋め尽くして欲しい、と思うのだ。
がんばれ早川書房。

2008/9/9 | 投稿者: losthouse

作曲家であり、鍵盤奏者であり、SF読みでもあるHくんとたまに顔をあわせて、SFの話をすると必ず言われていたのが、「新しい太陽の書を読まずに汝エスエフを語ることなかれ」という一言であり、Hくんによるとジーン・ウルフの「新しい太陽の書」4部作こそは、SF好きが読まずにおいてはならない偉大なる名作なのだということだった。

そんなことを思い出したのは、新刊書店でハヤカワSF文庫の陳列棚を眺めていて、青背のなかで一際目立つ黒い背中。かと言ってミステリ文庫でも無い、なんだこれはと手に取って、「新しい太陽の書」新装版を見つけたからなのだった。

全4部作に加えて、初訳である続編「新しい太陽のウールス」も同じ体裁で刊行されていて、読み始めるタイミングを失って「新しい太陽の書」を未読のままでいた僕のような人間にとっては、これ以上に無いお膳立てである。
ここはもうHくんのアドバイスに準じて読むしかないだろう。全5冊をまとめ買い。そしてまとめ読み。

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「拷問者の影」

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「調停者の鉤爪」

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「警士の剣」

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「独裁者の城塞」

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「新しい太陽のウールス」



息をつく暇もなく、一気に読み終える。寝食を忘れて読み耽る。噂に違わぬ面白さだった。

SFといっても、所謂イメージ通りのSFでは無い。幻想と宗教と科学と、様々なモチーフが渾然一体となって、今まで見た事の無い一個の世界が現出する。
読みながら僕は宮澤賢治とガルシア・マルケスとドストエフスキーのことを思い出していたのだけれど、勿論そのいずれにも似ていないし、言い方を変えれば、そのいずれにも似ているし、その他あまねく全ての小説に似ているのだ、とも言える。

しかし困ったことに「新しい太陽の書」は、全編を読み終えるとまたもう一度初めから読み返したくなるという仕組みになっていて、延々ぐるぐる読み続けていて他の本を読む時間が取れない、というのは本当に困っている。

2008/9/3 | 投稿者: losthouse

「大島弓子セレクション セブンストーリーズ」という本を買う。

「グーグーだって猫である」の映画公開にあわせて出版されたベスト盤。
羽良多平吉による朝日ソノラマ・チックな装幀が素敵で、ついつい買ってしまった。
中身はもろにグレイテスト・ヒッツといった感じで、「四月怪談」や「バナナブレッドのプディング」など超有名作が並んでいるのだが、「夢虫・未草」「8月に生まれる子供」といった重たいおはなしもきちんと収録されているのが好感がもてる。
A5判で570ページものボリュームで、1000円未満という値段もよろしい。
これから大島弓子を読んでみよう、というひとにとっては入門編にふさわしいと思う。
読んだことの無いひとは是非。
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水木しげる「地獄の水」復刻版も購入。

「水神」テーマの萌芽でもある大傑作。目玉親父の可愛さが尋常でない。
小学館クリエイティブからは、これからも「怪獣ラバン」や「恐怖の遊星魔人」など、貸本初期の水木作品が続々刊行される様子で、めでたいことこの上ない。
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楳図かずお「猫面」も小学館クリエイティブから。

遂に、ようやく復刊されたオリジナル版。
これを読んでから「妄想の花園」収録の改稿バージョンを再読してみると、楳図文法の成り立ちと、完成型を比較できるという、贅沢な楽しみ方が出来る。
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