2007/2/28 | 投稿者: losthouse
2007/2/25 | 投稿者: losthouse
遠藤ミチロウのボックス・セット「飢餓々々帰郷」が届く。
サインもしてもらって嬉しい。

CD3枚+DVD1枚のボリュームに、ザ・スターリンのデビューソノシートから最近の弾き語り音源までこれでもかと沢山曲が詰まっていて、DVDに収録されたスターリンの初期ライブ、生米と水にまみれてドロドロのヌルヌルになってのたうち回る無茶苦茶なミチロウ先生の姿に感涙。
CDのほうは何百回も聴いた曲ばかりだけど、全編聴き倒した上で改めて思ったのは、ミチロウといえばスターリン、特に「虫」までのいかにもパンク・ロック、ってな印象で語られることが多くって、今回のボックスでもザ・スターリン時代の5年間にCD1枚ぶんを費やすほどなのだけれども、個人的には「歌手ミチロウ」が一番光り輝いていたのは、スターリン解散後数年の”グロテスク・ニュー・ポップ”時代、「オデッセイ・1985・SEX」とか「破産」とか出してた頃じゃないかと思う。
天性のギャグ・センスが存分に発揮された歌詞と、笑って良いのか真面目に聴くべきなのか困ってしまうような表現力豊かな歌唱はいま聴いてもすごく新鮮で、あらゆる「ロック的」なものを徹底的に茶化してみせる様には、同時代のジョン・ライドンにも通ずるパンク魂を感じる。詩人としても歌手としても絶頂期だったのではないだろうか。
この辺の作品が世間的にもっと評価されないもんだろうか、と切実に考えるのだけれど、各作品のCDすらまともに出ていない現状は本当に嘆かわしい。
サインもしてもらって嬉しい。

CD3枚+DVD1枚のボリュームに、ザ・スターリンのデビューソノシートから最近の弾き語り音源までこれでもかと沢山曲が詰まっていて、DVDに収録されたスターリンの初期ライブ、生米と水にまみれてドロドロのヌルヌルになってのたうち回る無茶苦茶なミチロウ先生の姿に感涙。
CDのほうは何百回も聴いた曲ばかりだけど、全編聴き倒した上で改めて思ったのは、ミチロウといえばスターリン、特に「虫」までのいかにもパンク・ロック、ってな印象で語られることが多くって、今回のボックスでもザ・スターリン時代の5年間にCD1枚ぶんを費やすほどなのだけれども、個人的には「歌手ミチロウ」が一番光り輝いていたのは、スターリン解散後数年の”グロテスク・ニュー・ポップ”時代、「オデッセイ・1985・SEX」とか「破産」とか出してた頃じゃないかと思う。
天性のギャグ・センスが存分に発揮された歌詞と、笑って良いのか真面目に聴くべきなのか困ってしまうような表現力豊かな歌唱はいま聴いてもすごく新鮮で、あらゆる「ロック的」なものを徹底的に茶化してみせる様には、同時代のジョン・ライドンにも通ずるパンク魂を感じる。詩人としても歌手としても絶頂期だったのではないだろうか。
この辺の作品が世間的にもっと評価されないもんだろうか、と切実に考えるのだけれど、各作品のCDすらまともに出ていない現状は本当に嘆かわしい。
2007/2/23 | 投稿者: losthouse
2007/2/19 | 投稿者: losthouse
こんなの観なくていいや、って思って観に行かなかったし、劇場公開が終わってしまうと、もうそんな映画があった事すら完璧に忘れていたのだけれども、たまたまテレビでやってたので、ソダーバーグが撮った「ソラリス」って映画を観る。
当然ながら原作はレム「ソラリスの陽のもとに」のあのソラリスであって、既にタルコフスキーが「惑星ソラリス」で映画化したあのソラリスなわけだから、その2作品の素晴らしさに敵う筈も無い、と思っていたのだけれど、なかなかどうして、これはこれで凄く面白かった。
ラストが余計な感じもするし、原作のアカデミックなテーマがすっぽり抜けてはいるんだけれど、淡々とした語り口は丁寧で好感が持てるし、主演のジョージ・クルーニーがいやらしくってはまり役。
そして何よりも劇伴音楽がとても良くって、生オケと電子音の硬質で無機的な感じがしばらく頭から離れない。シンプルなんだけれどもとっても良い曲。
忘れ難くて、音楽だけでちゃんと聴きたい、って思ってアマゾンでサントラ盤を検索してみたら、既に絶版みたいで中古盤が何と7800円で出品されていた。
そんなん買えるか。
でもすごく欲しいので、中古CD屋で1000円くらいで見かけたら教えて下さい。
当然ながら原作はレム「ソラリスの陽のもとに」のあのソラリスであって、既にタルコフスキーが「惑星ソラリス」で映画化したあのソラリスなわけだから、その2作品の素晴らしさに敵う筈も無い、と思っていたのだけれど、なかなかどうして、これはこれで凄く面白かった。
ラストが余計な感じもするし、原作のアカデミックなテーマがすっぽり抜けてはいるんだけれど、淡々とした語り口は丁寧で好感が持てるし、主演のジョージ・クルーニーがいやらしくってはまり役。
そして何よりも劇伴音楽がとても良くって、生オケと電子音の硬質で無機的な感じがしばらく頭から離れない。シンプルなんだけれどもとっても良い曲。
忘れ難くて、音楽だけでちゃんと聴きたい、って思ってアマゾンでサントラ盤を検索してみたら、既に絶版みたいで中古盤が何と7800円で出品されていた。
そんなん買えるか。
でもすごく欲しいので、中古CD屋で1000円くらいで見かけたら教えて下さい。
2007/2/15 | 投稿者: losthouse
2007/2/13 | 投稿者: losthouse
Zwei改め、Bossa Nova Expressの初ライブは概ね成功。たのしかった。
お世話になった皆様方に、どうもありがとう。















お世話になった皆様方に、どうもありがとう。
















2007/2/9 | 投稿者: losthouse
ルー・リードときて次はニコ、って、余りにもベタなつながりで恥ずかしいんだけれども、こんなCDが出るんだそうで。
「マーブル・インデックス」と「デザート・ショア」のリマスター盤とかが出たらいいなぁ、買うのになぁ、って思っていた矢先なので嬉しい。
でもこのジャケットはどうなんだろ。
ジョン・ケイルの新しいライブ盤も出るらしくって、DVD付き3枚組、バンド編成で「ダーティ・アス・ロックンロール」とか「ガン」とかロック期の曲を沢山やっているらしいのでこれも買わなきゃならん。

↑ちょっと見ない間にこんなんなってるし。
「マーブル・インデックス」と「デザート・ショア」のリマスター盤とかが出たらいいなぁ、買うのになぁ、って思っていた矢先なので嬉しい。
でもこのジャケットはどうなんだろ。
ジョン・ケイルの新しいライブ盤も出るらしくって、DVD付き3枚組、バンド編成で「ダーティ・アス・ロックンロール」とか「ガン」とかロック期の曲を沢山やっているらしいのでこれも買わなきゃならん。

↑ちょっと見ない間にこんなんなってるし。
2007/2/6 | 投稿者: losthouse
んでそんな日記を書いてから、オフィシャルが面白いことになっているらしいぞ、という噂を耳にする。
それは聞き捨てならない、と久しぶりにルー・リードの公式サイト(loureed.orgのほう)へ行ってみたら、全面ド派手にリニューアルされていて吃驚。
オープニングの轟音ギターフラッシュだけでだいぶ楽しめる。
面白いのはビデオのページで、過去のテレビ出演やらプロモやら結構色んなものが観られるのだけれど、これらはどうやらYouTubeにのっかってたのと同じもののような気がするので、YouTubeに投稿していたのがオフィシャル側の人間では無いとすると、違法にアップロードされていた映像を逆にパクって公式サイトにのっけてるのか?
だとすれば大分おもしろいインターネットの在り方だなぁ、なんて批評家みたいな事を考えた。
妄想かも知れないけど、ルー・リードならそんな事もやりかねない。
それは聞き捨てならない、と久しぶりにルー・リードの公式サイト(loureed.orgのほう)へ行ってみたら、全面ド派手にリニューアルされていて吃驚。
オープニングの轟音ギターフラッシュだけでだいぶ楽しめる。
面白いのはビデオのページで、過去のテレビ出演やらプロモやら結構色んなものが観られるのだけれど、これらはどうやらYouTubeにのっかってたのと同じもののような気がするので、YouTubeに投稿していたのがオフィシャル側の人間では無いとすると、違法にアップロードされていた映像を逆にパクって公式サイトにのっけてるのか?
だとすれば大分おもしろいインターネットの在り方だなぁ、なんて批評家みたいな事を考えた。
妄想かも知れないけど、ルー・リードならそんな事もやりかねない。
2007/2/4 | 投稿者: losthouse
2003年に「ザ・レイヴン」が出て、それがあからさまに過去のテーマの集大成みたいな内容だったし、その後のライブなんかでも古い楽曲を積極的に取り上げているのを観て、ああ、ルー・リードはもう新曲を書かないつもりなのかも知れないなぁ、なんて漠然と考えていたんだけれど、4月にアルバム発売とのニュース。
だけどタイトルは"Hudson River Wind Meditations"なんて、つまり瞑想の為のインストものなのであって、やっぱり歌詞を書いて歌ったりするつもりは無いらしい。
MySpaceで一曲だけ配信されているのを聴くと、エレクトロニクス主体のガチガチのアンビエントで、別にルー・リードがこれをやらなくても良いんじゃないか、って気もするが、まぁ出たら買うよね。
でも歌わないルーってのは、やっぱり淋しい。
舞台公演"Lou Reed's Berlin"のほうでは、新曲は無いものの相変わらずギターをばりばり弾いて歌いまくっているようだから、歌うのが嫌になった、ってことでも無いんだろうけど。
だけどタイトルは"Hudson River Wind Meditations"なんて、つまり瞑想の為のインストものなのであって、やっぱり歌詞を書いて歌ったりするつもりは無いらしい。
MySpaceで一曲だけ配信されているのを聴くと、エレクトロニクス主体のガチガチのアンビエントで、別にルー・リードがこれをやらなくても良いんじゃないか、って気もするが、まぁ出たら買うよね。
でも歌わないルーってのは、やっぱり淋しい。
舞台公演"Lou Reed's Berlin"のほうでは、新曲は無いものの相変わらずギターをばりばり弾いて歌いまくっているようだから、歌うのが嫌になった、ってことでも無いんだろうけど。