2006/11/30 | 投稿者: losthouse


実相寺昭雄逝去

昨夜、新宿の飲み屋でファンのひとと飲んでいて、その素晴らしさを讃えて盛り上がっていて、「D坂の殺人事件」がいかに良い映画か、って事を力説したりしていたばかりだというのに。丁度その頃逝ってしまったのだろうか。

近年の作品では嶋田久作=明智小五郎の乱歩シリーズが大好きだったので、たった二本で終わってしまったのが残念でならない。(「鏡地獄」は面白かったけど明智がアレなので)

とりあえずは来年発売の「D坂の殺人事件」DVDと公開直前の「シルバー假面」を楽しみに待ちつつ、幼時の頃からテレビ画面やスクリーンを通して僕を立派な変態に教育してくれた恩人に献杯。

2006/11/26 | 投稿者: losthouse

日曜の昼。

テアトル新宿に行って、今敏の新作「パプリカ」という映画を観る。

筒井康隆の原作は信じられないくらい面白い小説なので、アニメ映画なんかにしちゃって大丈夫かなぁ、と少々不安は有ったのだけれど、どうして映画版も物凄く面白かった。

「千年女優」にしても「妄想代理人」にしても、今敏の映画って今までは「気持ちは理解るけどいまひとつ」って印象だったのが、「パプリカ」に関しては全面支持。
イントロからエンディングまで全てが実に良くって、僕の理想のSF像がここにある。

平沢進の音楽はいつもどーりの平沢節で、悪く言えばマンネリ気味なところもあるけれど、きっと今敏としてはこの映画の音楽は絶対に平沢じゃなきゃいけなかったんだろうなぁ、と思う。
夢と現実が交錯し、科学と精神世界が融和して、嘘と真実の境界線が失くなる奇天烈な物語は、そのまま平沢作品のテーマと重なり合う。
筒井康隆原作のねじ曲がったストーリーに、これまた何かがねじれている平沢進の音楽を乗せたい、って思う気持ちは、同じ平沢ファンとしては痛いほどに良く理解るのだ。

もちろん平沢ファンで無くても、SFファン、映画ファンの皆さんに是非観て欲しい、とても面白い映画でした。

2006/11/24 | 投稿者: losthouse

新宿駅の東口と西口を結ぶ隧道を抜けていると、前から文庫本を読みながら歩いてくる中年男がひとり。行き交う人々と肩がぶつかるのも気にならぬらしく、胸の前に掲げた文庫本に目を落とし、それでいて歩行速度を緩めるでもなく、歩くか読むかどっちかにすれば良いものを、甚だ迷惑なひとである。
恐らく文庫本の続きが気になって、でも目的地まで急がなくてはいけなくて、こんな一心不乱な姿になってしまっているのだろう。

あんまり一心不乱なものだから、先刻から僕が凝視しているのも気がついていないみたい。一体何がこの男をそこまで読書に夢中にさせるのであろう、と気になって、すれ違いざまに男が読み耽っている文庫本の表題を覗き見したら、横溝正史「蝶々殺人事件(春陽文庫版)」であった。

残り十数ページ、ってところに指を挟んで、目玉を剥いて口を半開きにして横溝正史から目を離せないでいるその男は迷惑な通行人ではあるけれど、夢中になる気持ちは理解る。
良いものを見た。

2006/11/22 | 投稿者: losthouse

ロバート・アルトマン死去

全作を欠かさず観ている、ってほどの熱烈なファンでは無いし、特に近作は全くと言って良い程観ていなかったんですが、死んだと聞いた時のこの大きな喪失感は一体何なのでしょう。

だいぶむかしに深夜のテレビ放送で「ウエディング」という映画を観て、過剰で饒舌で笑えて泣けて、あまりの素晴らしさに呆然とした感覚を思い出してそれが追悼。

2006/11/19 | 投稿者: losthouse

日本一周

朝まで飲んでて酔っ払った頭脳でこれを観てたら、あんまりおかしくて笑い転げて涙が出て来た。

動画を作った本人は、特に面白くしようと考えていなさそうなところがまた面白い。

2006/11/16 | 投稿者: losthouse

山手線外回りに乗って、高田馬場より先へ行くと途端に気が滅入る。

池袋くらいだったらまだ何とかなるだろ、と思って池袋駅東口に降り立ったけど、やっぱ駄目だった。
見知らぬ街全体がぎらぎら光って、歩くとまぶしくて冷や汗をかいてしまう。

なんか場違いな会社の場違いな会合へ行かなきゃならなくて、場違いだから早く帰りたいと思うのに帰してくれなくて、あまりの場違いさにますます気分が悪くなって、集まってる奴等は皆間抜け面で、なかのひとりは「団塊の世代」って言おうとして「ダンコンの世代」って発音してて、しかも何度も何度も「ダンコン」って言っていて、ここから出られるのだったらいっそのこと殺してやろうかと思った。

”この街は君の街だ 僕の街じゃない もうずっとまえから”
ってゆう友部正人のうたがあった。タイトルは「ちんちくりん」っていって、とっても良いうたなのにCDで出ていないからCD屋では買えない。だからみんなが聴けない。残念なことだ。

夜になって山手線に飛び乗って取り敢えず新大久保まで逃げ出して、畸人堂で古本に囲まれてほっと一息。
横溝文庫をたくさん買って今日のごほうび。悲しみにくれて歌舞伎町を歩いた。

2006/11/12 | 投稿者: losthouse

そりゃあマタンゴ三輪車も相当怖いですが

世の中いちばん何が怖いってやっぱりドルゲ魔人ですよ。

ウデゲルゲとかノウゲルゲとか、絶対に会いたくない。いやだ。

でも、いやなんだけどもっとたっぷり見たくなって、このページを今日はじっくり眺めて暮らしている。

2006/11/7 | 投稿者: losthouse

ああ、あれもこれもやらなきゃいけないなぁ、と思っていて、でも面倒くさいのでやらなきゃいけない事をやるのは嫌だなぁ、とも思っていて、結果やらなきゃいけない事はすべて先送りにして、現実を見つめるのがいやな余りに、5時間くらいかけてこんなのつくってた。↓

横溝正史文庫収録作品データベース(β版)

99パーセント自分のためです。悪いか。

2006/11/5 | 投稿者: losthouse

書見三昧。

ガブリエル・ガルシア=マルケスの新刊(!)「わが悲しき娼婦たちの思い出」読む。

読みたくなって、カポーティ「冷血」読む。

朝日新聞社から「アエラコミック」というムック本が出ていて、高野文子の新作(!)「おりがみでツルを折ろう」が書き下ろされていて、もちろん買う。

8ページ、物語も台詞も殆ど無い「実用まんが」なのだけど、漫画表現の極北、高野文子以外の誰にも描けない驚異的な作品で、溜め息が出る。

あなたが今まで一度でも、たとえ「ミナミの帝王」だけでも漫画を読んだ事があるのなら、立読みでも良いから目にするべき漫画だと思う。
なんで、って言われても困るけど。

あと横溝正史も読まなきゃいけないから、ああ忙しい忙しい。

2006/11/3 | 投稿者: losthouse

文化の日。

こういう歌手に私はなりたい。

きょうは12時間眠る。




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