本日は、英国紳士靴の代名詞とも言われる、
GRENSONをご紹介します
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その完成には200の工程と8週間もの時間を経る〜
イングランド中部に位置するノーサンプトンシャー州は、今なお英国紳士靴の「
聖地」として伝統の靴づくりが行われている。この地には革なめしに適した良質の水を湛える川が流れ、オークの樹が自生するなど、古くから靴づくりに最適の地として多くの家庭が製靴業で生計を立てていた。
グレンソンの創業者
ウィリアム・グリーンが州都ノーサンプトンから30Kmほど東に行った州境の町ラシュデンで靴製造業を始めたのは1866年。両親の家のひと部屋を改造した小さな工房からの出発だった。しかし、彼の下にはノーサンプトンシャー州でも評判の腕利き職人ばかりが集まり、一足の靴を、
200の工程と8週間もの時間をかけて丹念に仕上げていった。そんな一足が、英国社交界の紳士たちから支持を得るのに、それほども時間はかからなかった。
グレンソンはいつのまにか
英国紳士靴の代名詞になっていた。
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産業革命の波に逆流して守り通したクラフツマンシップ〜
18世紀後半から始まった
産業革命の波は、ノーサンプトンシャー州にも押し寄せる。
多くの製靴業者が大量生産を求め機械化や製造工程の合理化を進めた。
しかし、グリーンはあくまでも
ハンドメイドにこだわり、一足の靴を8週間もかけてつくるやり方を頑なに
守り通した。
まさにグレンソンの美しいフォルムと安定した履き心地は、創業以来変わらない
クラフツマンシップの象徴と言えよう。
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そしてまた新たな伝説が生まれる〜
ただ古いだけでは伝統にならない。
磨きぬかれた技と常に最高のものをつくろうというスピリットを、さまざまな創意を重ねながら何世代にもわたって受け継いではじめて、
本当の伝統は生まれる。
グレンソンの名前は、創業者グリーンとその息子チャールズたちに寄せる強い信頼から名付けられた。(「GREEN&SON」を縮めて「GRENSON」とした。)
親から子へ、孫へと、時代を越えて脈々と継承される
靴づくりの原点が、グレンソンのすべてに息づいている。頑なにクラフツマンシップにこだわった靴づくりは、もはや伝統というより
伝説と呼ぶ方がふさわしいかもしれない。
グレンソンは、うちの店頭には、並んでいませんが

しかし、お客様注文でお取り寄せすることは出来ます

こだわりの「グレンソン」がほしい!という方は、お申し付けください
