今日は16時から治療の説明。両親も同席。妹mは仕事なのでその子のCちゃんが家で一人になってしまうのでついてきた。最近小学生が危ない目にあってるからね。面談室で主治医N先生、U先生、9月にマルクやってくれたM先生もきたのでびっくり!。移植の説明と副作用について。
造血幹細胞移植の副作用
1、生着不全
前処置として抗がん剤と放射線療法を行いその後ドナーの造血幹細胞を移植
します。移植後、血液細胞が回復しない可能性があります。これを生着不全 といいます。
2、感染症
造血幹細胞を入れても白血球が回復するまでは14日から3週間前後を要し ます。この間に細菌、ウイルス、真菌などによる感染と発熱さらには致死的 な敗血症の可能性があります。各種抗菌剤抗ウイルス剤を使用しまた無菌室 に入るのはこのためです。
3、血小板減少および貧血
血小板減少期間中は消化管、脳、その他臓器からの出血の可能性がありま す。そのため血小板輸血が必要になります。貧血が回復するまで赤血球輸血 がひつような場合もあります。輸血後GVHDを防ぐため放射線照射血液製剤を 輸血します。
ドナーさんはなんとA型なんだそうな。私はB型。なので輸血する場合O型を入れてその後AB型を入れるらしい。いつ何型を輸血なのかは忘れたけど。移植後A型になってるというのはおもしろい。家族友人そろって少しは几帳面になるかなと期待している。
4、吐き気、嘔吐
食事が不可能となることが多くカテーテルを挿入して中心静脈栄養をへいよ うします。
5、肝中心静脈閉鎖症(VOD)
抗腫瘍剤などによる稀な副作用の一つで肝臓の中心静脈が血栓で閉鎖し黄 疸、腹水が出現し、致死的な肝不全の可能性があります。これにはヘパリン と言う抗血栓剤を使用。
6、出血性膀胱炎
抗がん剤、ウイルス感染により膀胱から大量の出血を起こすことがありま す。
7、臓器障害
抗腫瘍剤の大量療法では心臓、肝臓、腎臓などに致死的障害が生ずる可能性 があります。
8、GVHD(移植片対宿主反応)
急性GVHDは白血球が増加する2~3週間目ごろから出現し、下痢、皮疹。肝 障害などがあります。いろいろな程度があり、時には致命的にもなるため予
防的に免疫抑制剤を使用します。また治療としてステロイドなども併用しま す。
慢性GVHDは移植後2~3ヶ月頃に出現する反応で皮疹、肝障害、乾燥目など で時に致命的な免疫不全にいたることがあります。
9、その他〜微小血栓症(TMA)
大量の免疫抑制剤により血管内に微小な血栓ができ、肝障害、造血障害など の障害を起こすことがあります。
以上の合併症は移植治療そのものによる合併症であり、この合併症による死 亡は治療関連死として世界的にこの治療法では20-30%程度と報告され ています。
10、 再発
移植後も再発の可能性は残ります。
11、 長期的副作用
移植後順調に経過し、再発も無く治癒した患者さんに二次発ガンが生じ る可能性があります。
この治療によって完全寛解達成および長期生存は40-50%程度です
とこんなことが書いてあるプリントと同意書をわたされた。
パーセンテージが出ているのを見せられるのは年寄りにはつらいかも。私だけ聞いておけばよかったかな、でも同意書にサインもらわないといけないし、しょうがないか。

今日の晩御飯

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