少し前にストレートで買い物をした際、店員さんから「コレ、今、推しです」といって紹介されたのがRISLONE(リスローン)の燃料インジェクタークリーナー。
リスローン社は、シェイラー社によって1921年に設立された世界でも早期に自動車用ケミカル添加剤を製造したパイオニアメーカーの1つです。
私はリスローンの製品を2年前(2020年)くらいに知ったので、老舗メーカーであっても、リスローンの製品を日本でも取り扱っているところが少なかったのかもしれません。
リスローン製品の中では、ヘッドガスケットからのクーラント漏れを止める「ヘッドガスケットフィックス」やラジエーターからのクーラント漏れを止める「ラジエーター&ヒーターコアストップリーク剤」が有名で、それらの製品は整備工場でも扱っているところが多いようです。
今回の「インジェクタークリーナー」は、よくある燃料添加剤の一つで、イメージとしてはフューエル1みたいな感じです。
製品紹介には、シリンダーの沈殿物・付着物を除去、異音・不安定なアイドリングを改善、RISLONEアッパーシリンダー潤滑油を配合し、シリンダーとピストンの摩耗を軽減等とありました。
そして、この手の商品にはお決まりのような「最高のエンジン効率・パワーを維持し、燃費を向上」とありました(笑)
要はエンジン内部がキレイになり、それによって抵抗が減ったことで、ついでに燃費も上がってくれれば嬉しいやない♪という気持ちで試してみました。
使ってみた正直な感想は・・・
おぉ〜!コレは凄い!!
・・・と言いたかったのですが、そんな劇的に体感できるものではありませんでした(笑)
こういう検証をするとき、大パワー車よりも、非力な軽NAの方が断然わかりやすいと思うのですが、KAZUYAセンサー程度であれば明確に体感できませんでした。
ただ、あえて言うならば、オイル交換直後の新油に変わったことで、「若干トルク感が増したかな?」ということは感じました。恐らくプラシーボ効果だと思いますけど・・・。
私が余り違いを体感しなかったことの要因として、クルマのメンテナンス度合いもあるかと思います。
エンジンオイル、オイルフィルター、エアエレメント、スパークプラグといった消耗品の劣化が進んでいると体感できたかもしれません。
そうした消耗品を定期的に交換していますし、スーパーカーは3,000kmを目安にオイル交換をしているため、極端なオイルの劣化がない状態なので、違いを体感しにくいとは思います。
仮に大きな違いを体感できるという状態にあるならば、言ってみれば、それほどエンジン内部にゴミが溜まっている状態ではないかと思います。
低速走行のストップ&ゴーが多い、短距離のチョイ乗りが多い、低回転域でしか運転しない、アイドリングでエンジンをかけっぱなしにしていることが多い等スラッジが溜まりやすい環境にあるクルマであれば、体感できるかもしれません。
では、何も変化がなかったかといえば、オイル交換をして、効果を目視することができました。
走行距離3,000kmでオイルを抜いたときは、「だいたいオイルの色(汚れ)はこんな感じ」ということを覚えているのですが、そのいつもの廃油の色よりも若干、色が濃かったです。
コレはエンジン内部の汚れをオイルに取り込んだ証拠なので、洗浄効果はあったと考えて良いと思います。
今日のところはオイル交換の廃油の色での検証しかしませんでしたが、後日、CCDカメラでピストントップを覗き、デジポットの状態をチェックしてみようと思います。

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