GUCCIといえば、歴史のある超有名ブランドの一つで、知らない人はいないと思います。
そのGUCCI一族の光と影を題材にした映画が「ハウス・オブ・グッチ」。
以前から気になっていた映画だったので、先日、観てきました。
創業者グッチオ・グッチの子どもは7人いて、映画ではその三男アルドと五男ロドルフォとその子どもたちに絡む一人の女性を主人公として展開していきます。
五男ロドルフォの息子マウリツィオ・グッチに、知略と美貌で迫る女性がパトリツィア・レッジャーニ。そのパトリツィアを演じるのがレディー・ガガ。
グッチ家の御曹司マウリツィオを演じるのは、スター・ウォーズ最終シリーズでカイロ・レン役を演じたアダム・ドライバー。
全く役は違いますが、ハン・ソロとレイア姫との間に生まれたカイロ・レン役のイメージが私としては強かったですが、本作のマウリツィオ役も良かったです。
本題に戻りますと、レディー・ガガって露出度の高い衣装で激しい動きをしながら歌うシンガーのイメージが強かったので、流石はアカデミー賞、グラミー賞の受賞者。
劇中でも凄い存在感を示していて、彼女のためにこの映画もあったのではないかと思う程、役にハマっていたと思います。
少しだけグッチ家に触れますと、創業者のグッチオ・グッチは、1881年にイタリアで帽子製造を営む家に生まれ、第一次世界大戦後の1921年、バッグや馬具などの高級皮革製品を扱う会社を設立します。
皮革製品へのこだわりと品質の高さで「GUCCI」として一流ブランドへと押し上げていくのですが、その時代にもコピー商品が世の中に多く出回っていたようで、映画でもそのコピー商品への対応を巡って親族間で見解の相違が発生します。
パトリツィアがグッチ家の御曹司マウリツィオのハートを射止め、グッチ家の一員となり順風満帆かと思いきや、その見解の相違等から亀裂が走り、野心家としての本性が一気に目覚めます。
そして、グッチ家での権力を求め、結果的にグッチ家を滅亡に追いやることになっていきます。
史実を元に作られた映画なので、ネタの結末は出ていますが、マウリツィオがグッチ家の社長となったとき、パトリツィアは念願の社長夫人の座を手に入れ「レディー・グッチ」と呼ばれるようになります。
そこは余り関係のないところなのですが、レディー・ガガという名前からもドンピシャだなと思いました。
創業者の孫の世代(マウリツィオ世代)に入ってグッチ一族の権力争いが加速し、その争いの渦中にパトリツィアがいる「ハウス・オブ・グッチ」。
権力争いに愛憎も加わり、1997年1月30日にパトリツィアは逮捕されます。
何故、逮捕されたのかは映画を観ていただきたいので、そこまでは触れませんが、最後までレディー・ガガの迫力は凄かったです。
ちなみに、パトリツィアは1997年に服役となり18年後の2016年に釈放されていますので、近年の事件を話題にした映画だと思います。
ちょっと中身に触れすぎてしまったかもしれませんが、面白い映画だと思いますので、興味のある人は是非!
公式サイト
↓
https://house-of-gucci.jp/

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