愛用しているアルカンジャッキのうちの1台(3.25t)がジャッキオイルが抜け始め、先日、とうとうリフトアームが持ち上がらなくなってしまいました。
オイルを充填しただけでは、またオイルが抜けるだけなので、恐らくOリングが原因であろうと思い、OHすることにしました。
オイルが漏れる箇所として、一番疑わしかったのはリリーフバルブがある箇所。
続いて、ピストン。
最初のリリーフバルブへアクセスするため、カバープレートを外してリリーフバルブを抜き取ります。
もう、この時点で真っ黒いオイルが抜けてきました。
ジャッキ内にほとんどオイルが残っていなかったのですが、それでもわずかに出てきたオイルはドス黒く変色していました。
続いてピストンを引き抜くのですが、ダブルピストンといっても、同サイズだと思っていたら、右側の方が小さく、ボルトサイズで24mm、左側の方のボルトサイズは27mmでした。
ハズしてみてダブルピストンの径が違うことを知りました。
それぞれサイズの異なるOリングを外し、内径・外径・厚さを測り、所有しているOリングセットで適合するかチェックしました。
リリーフバルブの方は形が変形しまくっていて、恐らくこのサイズだろうと推測。
ハズした部品をボンスターで磨くとキレイになったので、ちょっと嬉しい♪
部品を元に戻し、ジャッキオイルを入れ、ハンドルを装着して上下動させ、エア抜き。
なんだかんだで、AZジャッキオイル300mlのボトル1本使いました。
小型のジャッキだとここまで必要ないと思うのですが、流石にダブルピストンのものだと容量も大きいですね。
余談ですが、ハズしたOリングのうち、最も痛みが酷かったのはリリーフバルブのOリング。
完全に形が変形していました。
やっぱり、バルブを開閉させる頻度が多いため、痛みやすいんでしょうね。
オイル注入口のOリングとピストンの方は、一見、形こそまともでしたが、カチカチに硬化していたので、いずれ漏れるのも時間の問題だったかもしれません。
オイルが入れ替わったので、ジャッキの上げ下げをしてみましたが、とてもスムーズ。
結構、油まみれになる作業ですが、ジャッキの動きがスムーズになるので、定期的にやってあげたい作業だと思いました。

0