昨冬は暖冬で、スタッドレスタイヤの活躍する日が余りありませんでした。
暖冬とはいえ、通勤路で峠道を使う私は、降雪したり凍結したりする場所があるため、必ずスタッドレスタイヤは装着しているのですが、その必要性がないと判断したら、すぐに夏用タイヤに戻しているので、タイヤがほとんど減らないんですよね(笑)
スタッドレスタイヤのオイシイ期間は2年くらいまでで、以降は、タイヤの山があることが前提ですが、シーズンオフ時のメンテナンス(清掃・乾燥・トレッドに挟まった小石除去等)と暗所などでの保管状況が良ければ、更に3〜5年くらいは使えると思います。
ただし、使えるといっても、当然、スタッドレスタイヤの新品時の性能ではなく、ゴム故の経年劣化もあり、だんだんと硬化してくるので、その見極めがなかなか難しいです。
そんなこともあり、例年より少し時期的に早いですが、ガレージで保管しているスーパーカー用のスタッドレスを出し、状況を確認してみました。
製造年から5年が経過している割にはバリ山なのは、前述のとおり、シーズン中でも頻繁に脱着(雪が降らないときはすぐにタイヤを外す)していたからなのですが、問題はゴムの弾力性。
ビニールに入れて、ガレージ内の暗所で紫外線の影響がないように保管していても、やっぱり、新品時のトレッド面がグニュグニュと動く感じはないので、安全最優先であれば、交換した方が望ましいという感じでした。
昨冬と同程度の暖冬であれば、まだまだ乗り切れると思うのですが、厳冬だと、ちょっと悩ましい感じです。
少し外に目を向けると、暖冬だと物流関係にとっては、雪の影響を受けずに済むので良いと思いますが、スタッドレスタイヤを販売する業界は大打撃を受けていますし、当然ゲレンデやスキー・ボードといったウィンタースポーツ関連の業界にとっても暖冬は一大事です。
実際、近年の暖冬のせいで、島根県の旭テングストンや瑞穂ハイランドといった素晴らしいスキー場が閉鎖していったので、ウィンタースポーツ業界は大不振に陥っています。
憶測で、「今年は雪が多いらしいで〜」ということを言う人もいるのですが、もう少し静観しようと思います。

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