ルーヴル美術館は、作品と人をつなぐすべてを
「メディアシオン」と呼び、その提案を
DNP大日本印刷が 美術鑑賞のための
開発共同プロジェクトとして
設立されたMUSEUM LABが 五反田にある。
『 ルーヴル - DNP ミュージアムラボ 』
(リンク先URL:
http://museumlab.jp/)
1つの作品を 先端の技術で ル-ブル学芸員のガイダンスを
自然に 体感できる 画期的な 美術体験。
イヤホンどおりに 動くだけで
作品の構成や歴史背景 製作の様子など
ル-ブルで学芸員の説明を 聴くのと 同じ体験ができる。
DNPの技術で バ-チャルで 次世代の美術鑑賞。
2006年〜2009年にかけて半年ごとに6回の展示が行われる。
ホ−ルのシリ−ズ講演会「レクチャー.ル−ブル」
(月に一度)も 興味深い。
インタ-ネットから 会員登録が 簡単にでき サイトだけでも
美術鑑賞を 事前に チェック。帰宅後も ICタグチケットで
体験を たどれる。
館内レポ−ト
DNPの玄関を入ると まず 受付がある。
インタ-ネットでの 完全予約性。3回目入館の予約は
満席(次回は 3月1日から)1回 45分のコ−ス。
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ホワイエのブ-スではイヤホンが貸し出され ガイダンスに沿って体感。
1回目展は開発テ-マである 「個別化」と「体験」の共有化を
デオドリィ−ジェリコ-(銃騎兵)鑑賞を通して体感する。
ICタグチケットが配布され、ICタグ機能を利用して
個人の属性に応じた音声ガイダンスの提供(=個別化)と
音声配信エリア内の複数の観覧者に対して音声ガイダンスが同時配信(=共有化)
2回目展は開発テ-マであるフレキシブルな 音声ル-ト案内を
古代ギリシャの小像(タナグラの優美)を
第1回システム構成を基盤として、
第2回展示では「ルーヴル美術館の研究員がいっしょに
観覧ルートを案内するという体験をフレキシブルに
実現するための工夫を加え、端末の操作を極力減し、
手軽にご観覧いただけるシステム。
今展示されているのが3回目展(うさぎの聖母)聖なる詩情
http://museumlab.jp/tech/03tech.html
自然な流れに連動した情報配信システムを実現するためには、
会場を歩きながら移動し情報と出会うこと、
ディスプレイコンテンツの鑑賞には何の操作もしないことを想定
情報配信システムでは、アクティブ型ICタグを利用することで
操作を排除した情報提供を実現。
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シアタ-では 展示作品(うさぎの聖母)の修正の様子が上映。
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展示室では ル-ブルの基準を満たす保全環境で鑑賞できる。
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ホ−ルでの 「クローズアップ作品」は、
月に一度ル-ヴルの各部門の代表作、
例外的にル-ヴルに貸し出されている作品を一般に紹介。
一時間。学芸員が作品を、分析、解説、解読。
DNPミュージアムラボ[ホール]の大画面マルチスクリ-ンで、
ル-ヴルの会場の臨場感をそのままに上映。(日本語字幕付)
今回は
「ヴァン・ダイクの自画像:ある版画の誕生、あるジャンルの運命」
(2008年1月23日ル-ヴルにて収録)
講師:パスカル・トーレス・ギュアルディオラ
ル-ヴル美術館、エドモン・ド・ロスチルド・コレクション、
版画原版室担当
この《自画像》が著名人肖像画芸術の潮流から誕生したのか
またヴァン・ダイクの自然な天才的な表現がいかにして
17、18世紀のアカデミズムに影響を与えたかを明らかにする。
* 講座内容が従来の絵画 は1枚の所有だったのが
ヴァン・ダイクが彫ったオリジナル版に手を加えた銅版が
出版を通して多くの人が共有できるようになった意義。
その作風の啓示的位置づけ。
展示場所・箇所を通し文化的位置づけを分析
MUUSEUMの主旨と似ているので興味を持って拝聴する。
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イコノグラフィ- (図像学)参考 サイト
http://www.paintweb.jp/text/icon.html
ヴァン・ダイク参考 サイト
http://blog.livedoor.jp/asongotoh/archives/51119804.html
他 DNPでは MMF(メゾンド・デ・ミュゼ・ト フランス)
フランス国立美術連合と 共同プロジェクト
株主通信より
http://www.dnp.co.jp/jis/dnp/d_report/33/all.pdf
5周年のアニバ-サリ-「ヴェルサイユ 美しき時代の物語」