梅雨の合間の休日、傾山系の「くわづる谷・左股」へ行ってきました。傾山にはきれいな沢が多いので楽しみにしていました。
林道をすこし歩き適当なところから入渓。750mあたりの二股に大きな堰堤が作られてあるのが興ざめでしたが、その後は緑濃い自然林の中を楽しく遡行できます。地形図にある岩場マークのところ(800mから900mあたり)は予想通り核心部をなしており、ゴルジュの中に15m前後の滝をいくつも懸けています。いつもはほとんど使わないカムもザックから取り出して突破、直登も高巻きもそれなりに苦労しました。950m付近の二股も左へとり、千間ピークから南へ延びる尾根へ抜けました。
『たかはた山』までは快適な尾根道でした。たかはた山頂から東南方面へ降りるとすぐに植林帯へはいり、ヤブをこぐこともなく林道へ降りることができました。少し覚悟していた下山ですが、疲れていた足にはとてもやさしい下山路でした。
『九州の沢と源流』にはくわづる谷(右股ですが・・)の記事はかわいそうなくらい端折られていますが、今回遡行した左股は高い評価を与えられてもよいのではないかと思いました。
水は清冽だし緑もあざやか。
シャワーを楽しめる小滝もたくさん。
どうしても越せなかった釜付きの小滝・・。
ゴルジュ入口に懸かる滝。
もっとも難儀した滝。巻くのも大変そうでした・・。
滝にうたれながら中間のバンドを左へトラバース。

2