今シーズンのアイスはもう終わりと思ったはずでしたが、プチ寒波の襲来を受け未練がましく日隠の山中に分け入ってきました。
先週入った谷のひとつ上流の、1405mピークに突き上げる支谷(ウド谷右俣)に大きな氷瀑があるだろうと予測していました。肝心の寒波はいずこにといった春を思わせる陽気でしたが、林道脇にはびっしりとツララがぶら下がっており、期待は大いに膨らんでいったのでした。
「お化粧山」の登山口から治山工事用の林道を通って入渓。建設中の砂防堤を越えるとすぐに二股になり、右俣へ入ります。1150m付近に左岸から二本のルンゼが入ってきており、いずれも氷瀑を懸けていました。手前のルンゼはナメ滝でしたが、上流に期待が持てそうでした。奥のルンゼのは15mくらいでしたが立派な氷瀑でした。いずれも発達不十分のためパス。
さらに遡行を続けると目的の氷瀑が現れました。長さは50m以上ありそうでしたが、いかんせん段々になっておりガックリ・・。登ろうと思えば登れたのですが、登攀意欲がわかずに引き返すことにしました。来シーズンは手前のルンゼを探ってみようと思います。
最初のルンゼにかかるナメ滝。この上流が楽しみ。
二番目のルンゼにかかる氷瀑。登攀意欲をそそります。
最奥に鎮座する氷瀑。写真でみると立派なのですが・・。

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