防府からの帰り、宮若にある嫁の里へ所用があって立ち寄りました。前々から実家の近くに古墳があると聞いていたのですが、どうせちんけな古墳で石室もないだろうと高を括っており、あえて探しに行くこともありませんでした。この日は1時間ほど空きがあったので、暇つぶしに周辺をうろついてみました。
実家の裏山から竹やぶに進入、15分ばかりウロウロしたところに状態のよい円墳を発見。うれしいことに石室が開口していました。民家の裏庭だったので、見学許可をいただくべくお話を伺いましたら、なんとそこは義父が所有する山の一角でした。小さななんの特徴もない石室でしたが、玄室は完存しており感慨はひとしおでした。
『不労所得は人をダメにする』、と信じてきたので親の遺産など頭の片隅にもなかったですが、法廷で争ってでもこの古墳は頂こうと決意したのでした。
※宮若市社会教育課社会教育・文化推進係に問い合わせたところ資料を送っていただきました。この古墳は龍徳3号墳にあたり、あと4基残っているそうです。
掃除後の開口部。周囲はすごい竹ヤブ。
玄室奥壁。装飾があったらなぁ・・。
両袖、単室構造。

10