翌日は丸一日の自由時間をもらえました。天気も回復してくれたので、いそいそとクライミングにでかけました。湖水地方にも、大きくはないものの、岩場は数多く点在しています。厳選を重ねた結果、NapesのNeedle ridge(VD、5p)を登ることにしました。
セスウェイトの登山口はハイカーの車でいっぱいでした。牧草地につけられたトレイルを小さな湖まで1時間ほど、そこから取り付きまでさらに1時間ほど歩きます。顕著なニードルが目印になり迷うことはありません。
ニードルのコルから登攀開始。背後のニードルが徐々に足元になる様は、比叡のニードル左岩稜に似ています。周囲の景観はこちらの方が数段上ですけど・・。超人気ルートなのでスタンスはツルツルに磨かれてありますが不安になるほどではなく、かえってルートファインディングが容易でした。
本当はGreat Gable山頂まで行きたかったのですが、時間が足らずに稜線に出たところで終了。急なガレ場を慎重に下降して下山しました。
気持ちのよいアプローチ。
1ピッチ目。背後にニードルが聳える。
3ピッチ目。簡単快適。
4ピッチ目は凹角を上がる。
ガレガレのいやらしい下降路。

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