海の日の三連休、梅雨もすっかり明けて絶好の沢日和になってくれました。前々から湿原に抜ける沢登りをしたいと思っており、今回は尾瀬の湿原巡りをしてきました。
行程は、奥鬼怒を起点にして魚沢から黒沼田代へ抜け、赤沢山手前まで縦走路をたどり適当なところから硫黄沢へ降りビバーク。翌日は花沼湿原へ登り返し、稜線を越えてトウガン沢を下降しました。
魚沢は下降に使っている人が多いようですが、長く美しいナメがあるので登った方が良さを味わえると思います。抜けた先の黒沼田代は規模が今一つだったのが残念でしたが、吹く風がとても心地よく感じられました。尾瀬沼への縦走路は30年ほど前に歩いたことがあったのですが、当然のことながら一切の記憶はありませんでした。硫黄沢を下降し1850mあたりの平地でビバーク、とても快適なテン場でした。
翌日は硫黄沢を登り返して花沼湿原へでました。大きな湿原で池塘も点在しており、まさしく別天地の感がありました。このあたりはシカが多いのでしょうか、多くの踏み跡で荒らされてありました。
稜線の西側(福島側)は疎林で歩きやすかったのですが、稜線を越えた日光側は猛烈なヤブが待っていました。それでも下りのヤブ漕ぎはそう苦にならず、ほどなくトウガン沢に降り立つことができました。少し心配していましたが、トウガン沢は悪いところは全くなくスムースに下降できました。
北関東の暑さは半端なかったのですが、日光街道沿いは大規模な古墳がたくさん造られており、とうていスルーして帰ることはできませんでした。とはいっても時間がなかったので、厳選の上に厳選を重ね、『壬生車塚古墳』を見てきました。わが国屈指の大円墳と巨石墳で、沢の疲れも吹き飛んでしまいました^^。
怖々入室する我が友。

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