真夏のような暑さになってきたので、今シーズンの古墳探索はひとまず終了。締めとして、山鹿にある装飾横穴をみて回りました。失礼ながら横穴墓ほどつまらないものはないのですが、装飾が施されてあるとなれば話は別です。円紋、線刻、浮彫などなど目を楽しませていただきました。
最初に訪れたのは発見が困難かもしれないと思われた「岩原横穴」の第V群の第6グループの6号墓(岩原横穴・V-6-6号墓)。幸い予想位置とほぼたがわないところにあり難なく発見できました。
赤の彩色に鞆の線刻。
ついでIV-3号墓へ行こうとしたら、地元の酔っぱらいの爺さんにからまれ、やむなく小原浦田横穴墓へ。こちらも場所があやふやでしたが、そう迷わずにたどり着けました。
両手をひろげた人物とその右側に馬・・?
後戻りをして岩原横穴のIV-3号墓へ向かいました。ここも古墳マップを頼りに迷うことなくたどり着けました。
何が描かれてあるのか不明。
さらに岩原横穴の第1群へ移動。ここは公園になっており、目の前の崖一面に横穴が造られてあります。装飾のある38号墳は高台にあり要懸垂、人目があったので遠慮しておきました。
鞆の浮彫。魔よけらしい。
38号墓は次回のおたのしみ。
次は長岩横穴群へ。県道横の崖に横一面、100基以上の横穴が造られてあります。ここにも見事な浮彫がいくつか残されてありましたが、物置になっていたり、ゴミが散乱していたり、とガッカリした面もありました。
胸が削られているのは母乳信仰によるもの。
最後に小原大塚横穴へ。標識の類は一切なく古墳地図を頼りに歩きまわりました。範囲が広大なのでごく一部のみ見学。
41号墓の人と舟の浮彫。
51号墓。赤の円紋がくっきり残っている。

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