前日の雨でクライミングが流れてしまいどうしたものかと思案したところ、国東の山中で面白そうな縦走ができるところがあることを思い出しました。国東半島は文化財の宝庫なので、山登りと組み合わせて訪れたいと常々思っていました。
中山仙境にしようかとも思いましたが、一般化しすぎているようなのでパス。いくつかの候補の中から選んだのは「鬼城耶馬」でした。ここは国東半島のほぼど真ん中に位置し、並石ダムの北にギザギザの岩稜を連ね観光名所の一つになっています。
ダム湖畔を歩き、沢筋をたどることわずかで稜線にでました。標高差は150mしかないので疲れもしません。ここから北東方向へ稜線を辿るのですが、当然のことながらすっきりとした岩稜ではないので、やむなく巻きが入ってしまいます。巻いてばかりでは面白くないので、できる限り稜線上を辿るようにしましたが、強い北風のためあまり快適ではありませんでした。
ルート取りに迷ったところもありましたが、全行程3時間半で終了。薮混じりの岩尾根みたいで岩も脆そうな感じがしますが、おおむね許容範囲内でした。ビレイヤーがいてくれたらもう少し楽しめたと思います。周辺は岩稜だらけなので、機会があれば踏破してみたいものです。
ダムから見た鬼城耶馬。左から右へ縦走しました。
稜線上のスタート地点。
立派な岩塔もあり。
稜線上はこんな感じ。
紅葉もまずまず。
周囲は岩稜だらけ。

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