10月に入りクライミングのシーズンインなのですが、古墳巡りにとってもまた同様で、今週末、筑後川流域の装飾古墳が公開されました。普段は施錠されてある装飾古墳を見ることができる数少ない機会なので、前々からとても楽しみにしていました。
最初に訪れた田主丸の「寺徳古墳」では、壁画をまじかに見ることができて感動ものでした。このレベルになると見学に制限をかけるのはやむを得ないと思いました。
ついで見学した「原古墳」と「鳥船塚古墳」にはがっかりしました。壁画の保存状態が悪いのは致し方ないとしても、石室は壊されて存在しないので現地保存しておく意味はほとんどないと思うのですが。
左「原古墳」、右「鳥船塚古墳」。壁画はパンフから・・。
最後は甘木の「仙道古墳」へ。見事なまでに復元された墳丘内に崩壊した石室が保存・保管されてありましたが、その保存設備には驚かされました。設置費用はともかく維持費はいくらかかっているのでしょうか?ほとんど認識できなくなった壁画を、そうまでして保管しなければならない理由がわかりませんでした。
ついでと言ってはなんですが、杷木にある普門院のビャクシン(県の天然記念物)を見にいきました。先の大雨で根元の寸前まで土砂が押し寄せていたようですが、無事な姿に安堵しました。
樹齢350年、最大の危機だったのかもしれません。

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