上鹿川の夜神楽を楽しむ予定でしたが、不幸ごとのために中止。今年は他の二集落の夜神楽も中止になってしまい残念至極です。
11/29(土曜)、阿蘇から高千穂へ抜けても小雨まじりでしたが、青雲橋あたりから陽が射すようになりました。この日は一本登ってから、「観音クラック」の試登をする予定でした。
岩の状態もまずまずだったので、「本官ルート」の出だしから「麓屋コーナー」を辿り、最後は「ナックルフェース」へ抜けました。気温も高く最高の登攀日和でした。
千畳敷へ降りてから「観音クラック」の試登を開始。まずはTRで登ってみることにしました。クラックは思った以上にきれいでしたが、登っている人が少ないためか浮石や欠けそうなホールドが気になりました。
順調に登り返していましたが、観音様の顔あたりでスズメバチが2匹ほど威嚇してきました。気にせずにムーブを起こしたとたん、目の前に巨大なスズメバチの巣が現れ、ぞろぞろとハチが出てきました。あわてて手を放し下まで降ろしてもらい、事なきをえました。寒くなったのでハチの活動が鈍っていたことが幸いしました。下降するときにはラインが違っていたので、巣の存在に気付きませんでしたが、一歩間違えたら悲惨なことになっていたことでしょう。
巣の前後2mほどを残しましたが、下部も上部もノーテンで登ることができました。立体的な登り方を必要とする、面白いルートだと思いました。カムのセットも比較的容易そうなので、スズメバチがさった来春からトライ再開です。比叡にくる楽しみができました。
11/30(日曜)、朝は快晴。昼から雨になるというので、短めの「甘草ルート」を登るようにしましたが、うっかりして「奥の脇道」へ入ってしまいました。難易度は「甘草」よりも易しく、「奥の細道」と同じくらいに感じました。危なげなくOSし、「奥の細道」へ合流したとたんにどしゃ降りになってしまいました。右のブッシュ帯をあがろうかとも思いましたが、濡れたスラブを登る練習と思いそのまま抜け上がりましたが、ランナウトするのでかなり緊張しました。
NPで登る麓屋コーナー。本官ルートからつなげると◎。
観音クラックに巣くったスズメバチ。保護色でわからなかった・・。
奥の脇道の核心部、V+くらいか・・。

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