少し冷え込んできたのでダキ山へ行ってきました。が、思ったほど凍っていないうえに暖かい雨まで降りだす始末。おまけに日曜朝の気温がなんと+9度。期待せずにダキ山へ向かいましたが、アックスを一振りもできませんでした。
この日はアルファルンゼを登りにいきました。F1は下までかろうじてつながっていましたが、岩が透けてみえるくらいの氷結だったので即パス。右隣のベータルンゼへの転身も頭をよぎりましたが、割り切って未踏のガンマルンゼの偵察を行うことにしました。
ガンマルンゼはアルファルンゼの手前の右岸から入っている小さな支谷です。出合は大きな倒木のかかっている岩場で、ここは左から巻き上がります。直後に70mほどの立派な氷瀑が現れますが、これも氷が薄すぎて問題外。ここから上は氷床がずっと続きますが、発達不十分なため巻き上がっていきます。まもなく20mちょっとですが見栄えのする氷瀑が出現、ここも中間部が薄くて登攀意欲喪失。この先も氷床がずっと続き、最後はナメ滝で終了。
実際登ってないのでなんともいえませんが、もし出合から完全氷結してくれたら快適なアイスルンゼになると思われます。今シーズンはもうダメそうなので、来年のお楽しみです。
アルファルンゼF1。つながってはいたけど、登るにはまだまだ。
ガンマルンゼF1。70mくらいありあそう。
ガンマルンゼ中間部の氷瀑。雰囲気がすばらしい。
ガンマルンゼ最後のナメ滝。

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