やっと雨があがってくれました。昨年埼玉へ転勤していったパートナーが出張で九州へ戻ってきており、一緒に登ることにしました。
土曜の早朝に宮崎で激しい雨が降ったので、日向神で登ってから庵へ移動することにしました。が、日向神も連日の雨のためひどい染み出しで、ほぼすべてのエリアが登攀不可能な状態。雨に強いときいていた蹴洞岩下の岩場を見に行ってみると、信じられないことにほぼドライな状態でした。トンネルの左右のルートや長めのテン前半のルートを登りました。
日曜も良い天気。クラックを登りたいというので、ニードル周辺で登ることにしました。「上野クラック」から「中央フリーウェイ」をつなげるつもりで登攀開始。「上野クラック」は無難に登ることができましたが、アップなしでこれを登るのはちょっと厳しいです。2ピッチ目は「ニードル中央壁」の右にある(おそらくフリーの)ラインをとりました。以前から気になっていたのですが、グレードもルート名もわからなかったので、これまで登ったことがありませんでした。トゥエルブクライマーとなったパートナーに登ってもらいましたが、そう苦戦することもなくオンサイト。フォローしたのですが、終了点直下が厳しくテンションをかけてしまいました。体感は5.11aあるかないか・・。このルートは残念なことに上まで抜けておらずここで終了、ビレイ点から懸垂で降りました。
気が抜けたのでニードルのピークまで抜けることをやめ、先日見つけたクラックを登ることにしました。クラック内は濡れていなかったものの、フェースが湿っぽくてズルズル気味。無理をせずにエイドで抜け上がることにしました。中間からのハングがとても厳しく、いまの実力では絶望的でした。上の立木まであがれるとおもっていましたが、クラックが途中でとじておりここで断念、エイドダウンで回収しました。次回はドリルを持ってきて、終了点を設置したいと思います。風化してややもろいところもありますが、きちんと掃除すればすばらしいクラックのルートになると思いました。
2ピッチ目を登っているところ(1スラから撮ってもらいました)

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