10/4、この日はメテオラで最も美しい岩塔の一つであるHeiliger Geist(Aghion Pnewma)のTraumpfeilerというルートを登りました。某トポに「must-do route for every Meteora climber」とあったので、是非とも登ってみたいルートでした。
アプローチを少し迷ったものの、この日も一番乗り(この日は計3パーティー)。取りつきの大凹角の上部に修道僧の牢屋?跡があり、怪しげな雰囲気を醸し出していました。見上げるルートは傾斜が強くて圧迫感があります。逃げ腰の嫁をなだめすかして登攀開始。
1、2ピッチ目はV級のフェース(ここもかなりランナウト)。3、4ピッチ目が核心のチムニーですが、V級程度なので奮闘することもなくクリア。次いで短いフェースを左上してシンクラックへ。クラックといってもホールド、スタンスともに豊富なのでジャミングをする必要もなくあがれます。7ピッチ目は傾斜の緩いスラブ状フェース。頂上直下の難しいフェースを登ると待望の頂上へでます。4時間ほどかかりましたが、予想以上に順調に登ることができました。
頂上は広々としてとても気持ちのよいところでした。取り付きの反対側から懸垂し、岩場の基部をぐるっと回ってもどりましたが、ここもたのしいトレイルでした。

2