先々週に続いて、また西海の果てで登ってきました。現地に着いていざ登ろう(降りよう)としたところ、取り付きが潮をかぶっておりびしょ濡れ。前回が満潮ではなかったようです。おまけに前日の雨の浸みだしが随所にみられており、ちょっと登れる状態ではありませんでした。
時間も早かったので、ひとまず遊歩道を散歩することにしました。野営場から少し歩くと戦跡マニア垂涎の砲台跡というのがありました。遊歩道のあちらこちらに蕨がびっちりはえており、久しぶりに蕨取りに興じました。そうこうしてうちに、壁が乾いてきましたし、潮も若干ですが引いてきました。
しかしながら基部から見上げると、クラックには浸みだしがけっこうあって快適に登れそうなラインはありませんでした。比較的まともそうな2本を登ってみましたが、コンディションの悪さもあってか登り応えがありました。低いグレードのルートでもナチュプロで登るのは新鮮です。
地元の交渉を少しずつ進めており、まずは公園管理者(国立公園内なので)からの許可(黙認?)は得ることができました。あとは地主さんとの交渉です。こればうまくいけば、(ボルトを打って)フェースにもルートをひくことが可能になります。
左のクラック(5.7)、右のクラック(5.9)

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