28、29日で大崩小積タキへ行ってきました。天気も回復してくれて、楽しい一日でした。
大崩山荘からアプローチするのは初めてなので、28日はアプローチ整備とデポをかねて取り付きまで下見に。迷うことなく、1時間ほどで取り付きへ到達できました。昼過ぎから雷雨になりましたが、夕方にはなんとか回復してくれました。
翌日は申し分のない天気。6時に山荘を出て、7時半から登攀開始。下部を蜘蛛の糸、上部を中央稜にとりました。パートナーは小積が初めてなので奇数のピッチを、自分は単調なエイドのピッチをリードすることにしました。三倉あたりで登っていると、1ピッチ目のチムニーも簡単に感じました。5ピッチ目で手間取ったものの、3時間半かからずに下部を終了。予想以上に早かったので、中央ベランダで大休止。南壁を少し偵察しましたが、右ルートなど一度は登ってみたいものです。
11時半から登攀再開。中央稜では冷たい風が吹き、ビレイするのが辛いほどで、早く抜け上がることを優先にしました。以前登ったときにくらべ草つきの剥離が進んでおり、少しいやらしく感じました。14時半に小積の頭へ無事到着、正味7時間かかりましたが、パートナーが初見であったことを考えると上々の出来でした。帰路、米塚に拓かれた「晩秋の風」を偵察、1ピッチ目はかなり厳しそうなワイドクラックでした。16時に小屋着、久しぶりの10時間行動でしたがあまり疲れを感じず、技術・体力の向上を実感できました。

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