焼肉をたらふく食べた翌朝も、これまたすばらしい晴天。この日は、ウルサンバゥイの「稲妻(電光?)ルート」もしくは「斜線クラック」を登る予定でした。階段右には多くのパーティーが取り付いていましたが、階段左側は誰も登っていませんでした。一般登山者があまりに多いので、階段から丸見えとなる「稲妻ルート」を避けて「斜線クラック」を登ることにしました。
階段から左へブッシュをかきわけて100mほど歩くと大きな岩があり、そこから取り付きます。左斜上するラインは明瞭で、迷う心配はありません。チムニーからスラブ、そして垂直のコーナーへ。ここが核心と思いましたが、見た目ほど難しくはありませんでした(5.8〜5.9くらい)。ここを抜けてホッとしたのもつかの間、10mほどですが手ごわいワイドクラックが待っていました。ここも5.9くらいでしょうが、けっこう奮闘させられます。その後は、稜線まで問題なく到達できました。
登る人が少ないのか、ビレイ点がきちんと整備されてないので、カムでのバックアップが必要でした。ロープは、50mよりも60mの方が有利です。クラック、チムニーにもそこそこボルトは打ってありますが、ワイドに慣れていなければキャメは5番まで必要です。
斜線クラックは、一番左のライン

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