続きです。
一話完結が、シリーズ化してしまいました。笑
この車両、事故車という事は聞いていたらしいのですが流石にここまでくると、オーナーさんでなくとも殺意を覚えます。
車両状況から、本来はフロントアーム部を全て新品に交換するべきところを左は放置、右ロアアームのみ中古に交換?されていた様です。
しかも前期というか、中古で右側のアーム一式を入れ替えたとも取れます。
だから中古は怖いのです。
今回、中古部品を使用しましたが全て業者通しなので、取り付け時におかしければ返品や変更が出来ます。またうちが部品に関して煩いのは知っています。
これらの事からも鈑金修理したあと一度もアライメントを調整していないのが判ります。
調整したら作業者は判るはずですし、もし判らなかったら作業者のスキル不足です。
もしくは口頭や書面で修理作業者にアドバイス等があったとしたら、これもまた鈑金作業者のスキル不足です。
でも多くの中古車市場に出回っている7は殆どこの様な状態であると考えて不思議ではありません。軽くても重くても事故車である場合は何かあると思って頂いた方が良いです。

アーム類を全て入れ替えた左側。

右側のナックルアーム。
タイロッの取付部が歪んでいて外に開いているトー角が違います。
これを直さないと左右で切れ角が違ってしまいます。

右ロアアーム
形状から前期でした。
左に注視しすぎて盲点でした。

左ロアアーム
こちら2型以降に取入れらたトレール角の強いロアアーム
写真の偏心カムの位置等はあくまで調整前なので気にしないでください。
結局、右ロアアーム、右ナックルアームも交換
アライメント調整個所が5項目あっても調整出来なれば7の良さも判りませんから兎に角調整出来る様にいたします。
その結果・・。

調整中ですがしっかり数値が出ました。

見た目もおかしくありません。

作業完了しました。
今回はオイル漏れの修理から鈑金、右UP以外すべてのアーム交換する結果になりましたが、これで次のステップに移れますので結果的には良かったと思います。
オーナーさんが購入時から感じていた違和感。
こんなものなのかなぁ〜?
そう、感じたら一度確認してみてください。
きっと何か見つかると思います。

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