RX-8(SE3P)クラッチ回りの交換です。
クラッチディスク、カバー、マスター、レリーズ等の油圧系も交換です。
移動しようとしたら被りました。

外すと、スラッジ・・。

カーボンが・・。

凄すぎます・・。

これでは掛かるものも掛からない・・。
新品に交換するもエンジンをかけるのに苦労します。
ディチョークをやりながら掛けます。
30分程格闘しました。
この時、プラグ、バッテリーは新品です。
プラグがあの状況で元のバッテリーが本来の性能の6割ほど(テスター確認)なので、そのままでは恐らくかからなかったでしょうし、かけるにはかなりの時間(充電しながら等)を要したと思います。

このスタッドが緩まない様に固定するガイドが・・。

曲がってました。
修正して取り付け。

ディスクの摩耗粉がいっぱい。
クラッチ交換は順調でフライホイールのディスクの当たり面の磨耗具合から今後を考え新品にしました。
クラッチマスター等の油圧システムも特に問題なく交換。
RX-8は一度被らせると厄介で、状況によってはとても一般の方では無理だろうと思います。
また、始動不良の原因の一因は圧縮低下や社外エアクリーナー、制御系の経年劣化が考えられます。
もうひとつの要因が短距離での使用。
走行距離4〜5キロ位を暖気も無しで走行し止めるを繰り返すと確実にスラッジカーボンが堆積しやすくなります。
これはレシプロでも同じで走行距離や年式の積み重なった車両は暖気運転(少なくとも純正の水温計が動く位)はして頂く事をおすすめいたします。
また、短距離の使用が多い方、走行距離が多くなって来た方はオイル交換とオイルエレメントの交換は同時に行い、交換は3ヶ月毎にされる事をおすすめいたします。

0