3年前にクラッチ交換をしたRX-7(FD3S)。
その時にも指摘したのですがオイル滲みがありました。
そのオイル滲み、漏れも数箇所になり、しかも冷間時の始動性も低下し、アフターファイヤーも酷い事から、一度点検をさせて頂きました。
ダイアグ、圧縮を計測しチェックをすると不具合が見つかりました。
納期と作業日を調整いたしまして作業の運びとなりました。
が、作業を始めると出るは出るは・・。

ステーショナリーギアのOリング部からのオイル漏れ。

カチコチOリング

インテークパイプの差し込み口が変形していました。
取り付け直しました。

いっぱい配管をとる某店のきんたろ(うちの呼び名)。
継手に漏れ跡が・・。

撤去してノーマルに戻しました。

アッパー差し込み部も腐食と漏れ、にじみが・・。

ここにもにじみが。

サーモスタットのガスケットも変形し漏れが・・。

全て純正レイアウトに戻しました。
この手の継手が多くなるものは劣化すると漏れやにじみが多く発生する為、管理が出来なければ返ってオーバーヒート状態となります。
特定の使用環境を除いてノーマルで十分です。

破損していた触媒。

必ずフロントパイプ側からチェックしてください。

遮熱板にクラック。

遮熱板にクラックが入るとビビリ音等の異音を発生します。

リアマフラーの出口にクラックが・・。

タイコ部に擦過傷があり、今後交換予定としました。

SARD製のメタル触媒。

もちろんチェックバルブも交換。

プラグコードとコイルも交換。
正常なコイル側の端子。

端子変形している異常な3本。

見づらいですが接触不良状態でスパーク跡が・・。

一応、コイル変形はありませんが全て交換しました。

ブーツのかぶり方が・・。

キチンと本来はこの様に同じようになります。
プラグコードはNGKのパワーケーブルに変更しました。

オイル漏れを起こしていた油温センサー部
オイルブロックに油温センサーが干渉し、締まりきっていませんでした。

被覆が向けているセンサー部
センサー交換とブロック交換なので、今回はブロックごと外しました。
この他にチェックバルブ(通称レモンバルブ)、スロットルセンサーを交換いたしました。
エアクリーナーもむき出しからノーマルに変更しました。
クーラントのエア抜きとアイドル調整とエンジン調整をした結果冷間時の始動性の向上並びにアウターファイヤーは影を潜めました。
また、マフラーと触媒を交換している事から今後ECOCPUを装着する事をオススメしました。
オーバーヒート状態だった為、どこまで圧縮が回復するか判りませんが経過を観察したいと思います。
漏れや滲みを放置するとエンジンブローへの道が近くなります。
キチンと管理をし、漏れやにじみは早めに対処いたしましょう。

0