今回のご依頼は、RX-7(FD3S)で最初は5速に違和感が・・とはじまり、最終的に全部のギアが・・。
とご相談されました。
全部のギアの場合、殆どがクラッチ関係に起因いたします。
特定のギアの場合はミッション側に何らかの不具合がある事が多いです。
今回も、クラッチディスクの交換とミッション内部の目視点検をいたしました。
不具合は摩耗限度になったクラッチディスクAssyとバックギアのシンクロの割れでした。
こちらは部品を発注して交換。
新たにセンターパイプ部にクラックを2か所発見。
すすや音が変化していない事から表面クラックの様ですが、オーナーさんがしつこく直すというので溶接で予防的修理をしました。

クラック1

クラック2

ドリブンギア部の樹脂解けを発見したのでこれも事前に交換しました。
クランクアングルセンサーと同じ様に樹脂解けが発見された、なるべく早めに交換して下さい。無用なトラブルを未然に防ぐ事が出来ますので。
先のNSXと同じ様に、生産中止車は他の場所にも不具合が多く見つかります。
メンテはやっていて当たり前ですが、不具合が発見されたら放置せず早めにしっかり治すのが、調子よく長く乗る秘訣です。

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