クラシックマツダ
先日、ロードスターに続きRX-7(FC/FD)の部品供給が公式にアナウンスされました。
今まで補修部品としてあったものが昇華されてクラシック部品として正式にアナウンスされた事は喜ばしいと思います。
素直に喜びたいです。
また今回の事に漕ぎ着けたのは多くのオーナーさん達の熱意であり、その事に感動いたしました。
ディーラーに進言したり客相に相談したり、レストアチームに声を届けたり、各々が出来る事をコツコツとしてきた成果であると思います。
本当におめでとうございますと言いたいです。
この一歩を更に進めるべくオーナーさん達は、製造廃止部品に関してはこれからも進言やお願いする事になるでしょう。
しかし、マツダに継続的安定的に部品を供給して貰う事や全ての部品を依存するのは資金的にも時間的に更に難易度は上がると思います。
また購入出来ない人や出来なかった人は中古等で法外な価格で購入しなくてはならなくなるかも知れません。
何を言いたいかといいますと部品が高額になっても黙って購入しましょうと言う事です。
大概の人はえ〜となりますが、マツダのレストアチームがロードスターの様にFDをレストアしたらいくらかかるか?
試算をしたら約1000万と出たそうです。
でもロードスターで400万位だそうなのでクラス的に上のRX-7ではまあそうだろうなと思いました。
それを示す様に中古車市場では1000万近い車両も出てきています。
要はポルシェ等の高級スポーツカーを維持すると同じ次元に入った事を暗に示唆しているのです。
ですからその様に考えたら製造廃止、再生産ですから部品は上がります。
なぜこの様なお話しをするかというと現場(お客様)では部品の価格に驚かれる方が実に多いのです。
都度、この様なお話しをいたしますけれど部品はあったら躊躇なく購入する事。
また製造廃止を維持するのは新車を維持するより遥かにかかりますとお話ししています。
そうした道ではなく社外品との共存もあるというお話しも同時にさせて頂いています。
肝心な部品はマツダ製でそうではない部品等は社外を使う事によりマツダへの負担や他の重要な部品へのリソースを割いて貰う為にもなると考えています。
もちろんオリジナル派の人はどんなに部品が高くても購入するし出来るでしょうけれどそうではないファンやオーナーだって多く居られます。
もちろん、社外のデメリットも理解した上でお話ししています。
私どもの基本スタンスは変わりません。
調子悪いまま乗るなら調子よく乗って行きましょうと言う実にシンプルなお話しです。
動かないなら何とか動かしましょう。
10調子悪ければ一つでも調子よくしましょうって事なのです。
それが社外であれ純正であれ調子よく乗れる事が一番だと思います。
今から10年後もしかしたら乗り続けられないかも知れない。
なら、調子よく乗る方法があるならばそれを選択してさっと修理しガンガン楽しむ事の方が良いのでないでしょうか?
いつも似たようなお話しをしていますが、当店では調子よく乗って欲しいそれだけなのです。
でも今回のニュースは本当に良かったと思います。
オーナーの皆さん、ファンの皆さんにエールを送りたいと思います。
これからも皆さまと一緒に頑張っていきたいと思います。
10年ぶりにエンジンのかかったSA22C前期の動画を貼って置きます。

3