今回はRX7とRX8のメンテについてです。(BBSの一部抜粋加筆修正を加えています。)
最近、エイトやセヴンの新規ユーザーの方にメンテのこと聞かれる事があるので少しお話しします。
ロータリーエンジンという構造上とても水(クーラント)と油(エンジンオイル)の負担が多く、エンジンが壊れる壊れないの多くはこの2種類の液体がカギを握っていると言っても過言ではありません。
この2種類の液体の交換を怠ると必ず、ボディブローの如くエンジンが少しずつダメージを受けてしまいます。交換サイクルとしましては3ヶ月に一度のエンジンオイル交換、二回に一回のオイルエレメントの交換、半年に一回のクーラント交換を当店での基準としてアドバイスをさせて頂いてます。これは、お客の使い方が千差万別であり使用状況や環境によって異なる場合がありますが、この基準でメンテナンスをして戴くとかなりエンジンダメージを防ぐ事が出来ます。
上記の交換サイクルあくまでノーマルやプラスα(ブーストUP等)を基準としていますので、ハードチューニング等を施している場合や走行距離が多い方は交換サイクルは短くなります。
また交換に際してもクーラントの濃度やエア抜きが不十分だったり、質の悪いエンジンオイルを使用した場合もダメージに繋がります。エンジンオイルの質や粘度に関してはメーカーの基準や走るシチュエーション、行きつけのお店等の方の意見を参考になさって下さい。規格は大概のオイルメーカーは通ってるので大丈夫です。100%化学合成でも問題はありません。但しレーシングオイルの中には低回転では高温高負荷時に対応する為の成分がスラッジカーボンを発生する物もある様なので注意が必要です。これは薬と一緒で用法用量を守らないと効果が薄いという事です。次にクーラントですがこれは気温に応じた濃度で希釈し、時間をかけ確実にエア抜きをすればOKです。但しスポーツクーラントを使用する場合も必ず用法用量を守らないと効果の薄いものがあります。またアルミの腐食に対して対抗性の低い物もありますし、寿命が短いものがありますので使用用途に合った物をご使用下さい。
またこのメンテサイクル等は、どの様な車両にも有効ですし特に低燃費車や軽自動車にも当てはめる事が出来、またハイブリット車にも有効です。愛車にいつまでもトラブル無く動いてもらうには、車両メンテナンスは切っても切れない最重要項目です。
油脂類の交換はどの車にも適応でき、効果もある最高のチューニングです。
下記の写真はオーバーヒートを2回させてエンジンブローした車両のタービン周り写真です。2回目にオーバーヒートを起こした後、暫く車両を放置してしてしまった為下記の様になったと思われます。




0