2/13 鈴鹿南の走行枠があった。日程的にも調整可能。走行時間も50分1枠で充分。という事で行って来ました。
AM9:00の走行予約を入れていたが、9:00前に確認すると4台走行予約が入っているとの事。次の10:00枠は、予約無しという事で走行枠を変更。走行直前に1台追加され、2台のみの走行となった。内圧F2.3 R1.8に設定。気温10度、晴れ。減衰Fフルハード、R2.5回転戻し。タイヤ(NEOVA)14インチ。
過去の走行から、コースイン直後の周回でベストタイムが出る事が多い。そのあたりを踏まえて、ドライビングも考えなければいけない。定刻10:00コースイン。1周慣熟走行を行いコースチェックの後、タイムアタックに入った。当たり前の事だが、ノーマルサスとは、全く動きが違うので、どんどん攻める事が出来る。予想通り、アタック1Lap 1.06.841。ノーマルサスでは6秒台に入る事が難しかっただけに、こうも簡単にタイムが出てしまうと、ここから更に攻めの姿勢に入る。2Lap 1.06.453、3Lap 1.06.432、4Lap 1.06.626、5Lap1.06.401。タイムを見ても、ほぼ安定したタイムでLapを重ねている。クルマの動きは、以前走行した2名乗車減衰ソフトと比較すると、とても軽快に動いてくれる。それでいて荷重移動も積極的に行えるので、ついついブレーキングを詰めていってしまう。そうなると、今度はフロントタイヤが根を上げてしまうのだった。
「1.06.401
Eg=ハーフウェイ・タービン加工&aECU 吸排気=ノーマル LSD未装着」
ノーマルサスと比較すると全ての面で違いがあるが、特に立ち上がり時のトラクションのかかり具合が顕著に違った。ノーマルサスでは、立ち上がりを速くしたいが為に、アクセルオンも速めになる。そうするとホイールスピンが止まらず立ち上がり加速に影響を及ぼしていた。それがなくなり、しっかりフロントタイヤにトラクションがかかり加速していってくれる。ただ、コーナーによってはイン側のタイヤが浮き気味になっている場面もあった。これは、やはりLSD未装着という事も大きな要因のひとつといえる。5Lapを終えピットインし、内圧を確認する。F2.85 R2.0であった。やはりフロントタイヤの内圧の上がり方が激しい。
(セット1 )内圧F2.6 R2.0、F減衰2ターンソフト側戻し。1Lap 1.07.983 2Lap 1.07.638 3Lap 1.06.626、4Lap1.06.360。1,2Lapは、3コーナーで3→2へシフダウンを失敗した事でタイムダウン。2ターン減衰をソフトにしたのは、立ち上がり時、イン側タイヤが浮くのを緩和する事が出来るのか? という事でセットした。結果的には、それほど変化は感じられなかったが、内圧を下げた同時作用で緩和されたような感じだった。4Lap終わり、ピットイン。内圧F2.8 R2.0になっていた。
(セット2)内圧F2.6 R2.0 、F減衰フルハード。再度、F減衰フルハードに戻す。1Lap 1.08.196、 2Lap1.06.521、 3Lap1.06.421 、4Lap1.06.342、 5Lap 1.06.616。4Lap目にベストタイムが出た事で、やはりF減衰はフルハードが合っているのかもしれない。ピットイン後内圧を計るとF2.7 R2.0であった。F減衰を2ターン戻しは、フロントの動きが大きくなった感があり、特に3コーナー進入、25R(アドバンコーナー)立ち上がりのアンダーが強まった。逆に低速コーナーは、荷重の乗りが良かったので、やや低速向けセットといえる。走行時間も残り僅かとなったところで、それではフルハードと2ターン戻しの中間である1ターンソフト側へ戻す事もトライしてみた。
(セット3)内圧はF2.7 R2.0。F減衰1ターンソフト側へ。1Lap 1.06.667、2Lap1.06.565、3Lap1.06.672、4Lap 1.06.541。チェッカーが降られピットイン。全体的な印象としては、2ターン戻しより明らかに前述したコーナーでのアンダーは減少していた。しかし、内圧を0.1高めていたのだが、フロントの動きはやや大きく感じられたが、違和感を感じるほどではなかった。
総括
サーキットでもフロント減衰フルハードのセットが合っている事がわかった。後、サーキット走行でタイムアップを望むならフロントのバネレートを上げて見るのも一つの方法だ。そうする事で、今よりロール量が減りコーナリング中の姿勢も安定するだろう。ただ、その状態でタイヤグリップが、どのように変化するのかがキーポイントになりそうだ。タイムとしては、LSDが入っていないので大きくタイムアップしないだろう。次回、フロントに6kgのバネに入れ替えて鈴鹿南でテストする予定。これで、サーキット+ストリートユースの限界が見えるかもしれない。

「50分走行後の左フロントタイヤ」

「50分走行後の右フロントタイヤ」

「50分走行後の左リアタイヤ」